台湾映画『親愛的房客』の余韻に浸る週末 | 台湾華語と台湾語、 ときどき台湾ひとり旅

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台湾の映画やドラマはどうしてこうも私を泣かせるのでしょうか。号泣後(のち)、汚れ切った魂が洗われる、鄭有傑(監督)ワールド全開の映画でした。

 

 

私は事前の情報をあまり入れずに映画やドラマを見るのが好きなので(だから台湾に行って現地で行きあたりバッタリに映画を見るのが好き)、これも予告編↑すら見ずに鑑賞。



テーマは重いですね。同性愛、血のつながらない家族の愛と葛藤、尊厳死の問題まで。


 


莫子儀と陳淑芳の演技のすごさは今更言うこともないでしょう。それ以外では、何気に悠宇役の子がとてもよかった。ドラマ『天橋上的魔術師』の天才子役たちも上手いけど役柄もあってかちょっとうるさい(笑)。それに比べると、悠宇役の子の自然な演技、静かに悲しみや愛情を表現する演技が印象深かったのでした。


 

それから台湾ドラマ『與惡的距離(悪との距離)』で無差別殺人の犯人役を演じた王可元くんも脇役だけどすごい存在感。莫子儀と抱き合う場面は悲しかった。号泣する莫子儀につられてか、彼に同情してか、或いは行為の侘しさからなのか、絶頂の喜びの顔から泣き顔に変わるあの瞬間。圧巻の場面ですね。

 


鄭有傑監督曰く、あの場面は「二つの寂しい魂が抱き合っている」ところだと。その通りだと感じました。


 

いやあ、悲しいけれど本当にいい映画でした。