台湾ドラマ『我們與惡的距離(悪との距離)』の中のスラング、マニアック篇 | 台湾華語と台湾語、 ときどき台湾ひとり旅

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Twitterみたいになってきちゃった。Netflixで絶賛配信中の台湾ドラマ『我們與惡的距離(悪との距離)』。第6集から3連発。めちゃめちゃマニアックなのでマニアの方だけお読みください♡

 

まずは弁護士の王赦(吳慷仁)の奥さん美媚(周采詩)の母親が娘に「(王赦は)外で一人でがんばって」…


原文の中国語は「他一個人打拚(dǎpīn)」。あれ?「dǎpīn」って「打拼」じゃないの?と思われた方は鋭いです。そうなんです。この「必死で働く、がんばる」という意味の「打拚(dǎpīn)」はもともと台湾語由来の台湾独特の語彙。台湾語は拍拚(phah-piàⁿ)で、これをそのまま中国語に置き換えて「打拚(dǎpīn)」になったのですが、「拚」のホントの発音は「pàn」。


だから厳密に言うと「打拚(dǎpàn)」と言うか「打拼(dǎpīn)」と書くかしないといけないのですが、慣習的に「打拚(dǎpīn)」になってしまっているというわけです。ひー。自分でも引くほどのマニアックさ。というわけで一つ目のスラングは

 

打拚(dǎpīn)➡頑張る、必死で働く

(辞書的には「打拚(dǎpàn)」か「打拼(dǎpīn)」です)

 

 

次はみんなの心のよりどころ、NEWS哥(洪都拉斯)が宋喬安(賈靜雯)に「いやな話をしている」…


原文は「我怎麽說出這麽噁心的話」で、直訳すると「俺はなんでこんなキモイこと言ってるんだ」。深く傷ついた宋喬安を、かなりカッコイイことを言って励まし慰めている自分に対しての一種の照れ隠し&自虐なんですね。台湾では「噁心」のほかに「噁」も単独で「キモイ、気持ち悪い」という形容詞として使われます。

 

噁心(ěxīn)/噁(ě)➡キモイ、気持ち悪い

 

 

3つ目です。第6集のだいぶ後の方で李大芝が應思悅に電話で「お父さんは?」…


 原文は「應伯伯,還好嗎?」。で、李大芝は「應伯伯」を「いんべーべー」と発音している。中国語読みなら「Yīng bóbo」なので、これは台湾語の発音。かなり台湾華語化が進んでいる語彙の一つ。


伯伯(peh-peh/べーべー)➡おじさん