四川語【台湾ドラマ『孽子(Nièzi)』の中の言葉④】 | 台湾華語と台湾語、 ときどき台湾ひとり旅

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白先勇原作の台湾ドラマ『孽子(Nièzi)』(2003)。今日は四川の言葉で。と言ってもそっちの言葉には全然詳しくないので、親友の中国朋友Aさん(四川出身)を頼りつつちょっと気になったところだけ。

阿青(アーチン)の父親は四川省出身、元国民党軍の軍人。抗日戦争では手柄を立て位も高かったものの、共産党との内戦で捕虜となり、脱走し台湾に逃げてきた。台湾では軍籍もなく、軍人時代の部下を頼ることで何とか薄給を得、家族を養っている。

阿青(アーチン)の弟は本名で呼ばれることはなく、四川語で弟を意味する「弟娃(ディーワー)」と呼ばれ続けている。本省人の母親も同様に「弟娃(ディーワー)」と呼ぶ。そのことが意味するところは……ちょっと考えてみたがよくわからない。宿題にしときます。

第5集で父親のところに普口調査の警官がくる。息子が一人いるはずという警官に対して息子なんぞおらん、全員死んだ!と吐き捨てるように言う父親。そのときの「没有(méiyǒu/メイヨウ)」が「もーゆー」と発音されていて「ほほお」と思ったのだが、やはり四川(成都)語はそういう発音らしい。

もちろんこれは演技で、父親役の柯俊雄は台南生まれの台湾人。若いときは池部良(←誰?笑)みたいなイケメンで、台湾語映画で活躍する台湾語俳優だった。その後国語映画全盛期(と言うか台湾語映画が制限された)に国語俳優への転身に成功。なので四川省出身の元軍人役だってこなせるというわけだ。

話がだいぶそれた。続きます……。