中国で初めて見た映画『マディソン郡の橋』 | 台湾華語と台湾語、 ときどき台湾ひとり旅

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北京の思ひで、続きます…。

台湾映画にはまる前からもともと映画が好きだったので、中国留学中も映画館には足を運んだ。何十年も前の話なので、中国もまだまだ発展中、映画館もそうそうリッパなものではなかった。よく行っていたのは大学の近くの古い映画館。住宅街の中にあるこじんまりした建物だった。

私よりずっと以前に中国留学を果たした、高校からの親友Gくん。彼がこう言っていたのを思い出す。

「中国でロッキーを見た。まだ中国語がよくわからないときだったから英語を聞きながら、中国語の字幕、これで少しは分かるかと思って。そしたらシルベスタ・スタローンがいきなり『ニーハオ』って言い出してびっくりした」って。

そう、中国の映画(洋画/外国映画)は基本吹き替えで、オリジナル音声+日本語字幕に慣れているわたしらには若干のカルチャーショックなのだった。

わたしが中国で初めてみ見た映画は『マディソン郡の橋』。中国に来る前に日本で見ていたから内容はわかっている。これならまだ中国語初心者の私でも楽しめるかな、と。でもクリント・イーストウッドやメリル・ストリープが中国語を流暢にしゃべっているのは(はい、吹き替えですから♪)けっこう違和感があったね。

それから、ベッドシーンというかラブシーンが
ばっさりカットされていてびっくりした。いや、もともとそんな激しいシーンではないのよ。それにあのラブシーンがあってこそ、二人の短く激しく深い愛がプラトニックなものではなかったというのが見ている者にもわかるわけで。

そのころの何十年も前の中国はまだ、西側の「退廃的文化」に対する許容度が低く、映画のキスシーンやベッドシーンは容赦なくカットされていたんだね。(今の中国はどうなのかな。)

その次に見たのは大好きなレスリー・チャンが主演した『夜半歌声』。これもほぼオペラ座の怪人みたいなスートリーだから中国語初心者でもだいじょうぶかと。

ちなみにこの映画、「オペラ座の怪人」を基にした中国映画「夜半歌聲 」(1939年)のリメイク版。レスリー・チャンが初めて自分自身でプロデュースした作品で映画の中で歌われていた劇中歌も彼自身の作曲によるものだった。そんな映画が劇場で見れてよかった!