台湾語の方向補語 その1 | 台湾華語と台湾語、 ときどき台湾ひとり旅

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台湾語の方向補語 その1


中国語の補語は基本的に4種類。一般的には次のように分類される。


 
  1)方向補語
   2)結果補語
   3)様態補語(程度補語)
   4)可能補語

台湾語も基本的には同じだが、細かく見るとだいぶ違う。まずは、方向補語から。方向補語とは、読んで字のごとく動作の方向を表すもの。
実際の具体的な動きだけではなく、抽象的な意味を表す派生義もある。中国語の方向補語と意味や使い方が違っているのは…

1)台湾語の方向補語 起來と起去が違う

台湾語の方向補語には次のようなものがある。


起來/起去
落來/落起
出來/出去
入來/入去
過來/過去
轉來/轉去(戻ってくる/戻って行く)

などなど。この中で、特に「起來」と「起去」は特徴的。起去はそもそも中国語にはないし、
起來も「起き上がる」と言うよりは「上に上がってくる」といった意味で、中国語の“上來”に近い。

2)台湾語の方向補語“去”には、「意外、望まない結果」の意味がある


飯攏予阮小弟食去矣。

(ごはんは弟に全部食べられてしまった)




3)台湾語の”出來”“入去”などは離して使えない。

中国語の場合、複合方向補語の間に目的語がくることも多いが、台湾語は”出來”“入去”などは離して使えない。


   

(中国語)老師拿出一本書來

(先生は一冊の本を取り出した。)
          

(台湾語) 老師提一本冊出來
(先生は一冊の本を取り出した。)  




(中国語) 奶奶走進屋裡去

(おばあちゃんは家の中に入って行った。)

(台湾語) 阿媽行入去厝內

(おばあちゃんは家の中に入って行った。)