(かなりややこしくなりました。青字は台湾語読み、緑字は中国語読みという意味です!)
台湾語の使用漢字だが、はっきり言うと決まっていない。わたしが使うのは基本的に台湾の教育部が推薦する漢字で、『台湾閩南語推薦用字700』を参考にしている。
でも実際の映画やドラマの字幕とか、歌詞カードとかカラオケの歌詞とか、実に多種多様。人によっても全然違う。
ので、わたしがメールとかで台湾朋友に書くときは、なるだけわかりやすい(と思われる)漢字を使う。
例えば、「多い」はこの前の日記では「濟(tsē/tsuē)」を使ったが、メールするときはわかりやすさ優先で、「多」を使っちゃう。
あと「在」を表す単語は推薦用字では「佇(tī)」だが、ふつうはもう、わかりやすく「在」だ。
台東に住む台湾朋友Cさんの書く台湾語は古風な美しい文章で、「的」の字さえ使わず「兮」を使う。でも丁寧にピンインも書いてくれるので意味はわかるのだ。
この前買ってきた五月天の『知足』を聴いていたら、いきなり「じんどーしゃー、じんどーしゃー」と聞こえてきた。おお、台湾語じゃんね。「真多謝」じゃんね。
と思って歌詞カードを見たら、『金多蝦』と書いてある。中国語で読むと「Jīn duō xiā(じんどーしゃー)」。おもしろい!
張惠妹の『啊密特』にある「好膽你就來」は台湾語の歌。「ろんしーりーらー ろんしりーらー♪」のフレーズを聞いたことのある方も多いだろう。
わたしの好きな台湾語映画『龍飛鳳舞』でも挿入歌として使われ、台湾風味を増幅させてくれている。「みんなあんたのせいよー」あるいは「みんなあんた次第よー」みたいな感じで、普通に書けば「攏是你啦」。
でも歌詞カードでは「攏細你啦」と、「是(sī)」の代わりに「細(xì)」が使われている。(ちなみにこの『啊密特』というアルバム、最高にいい!)
わたしの台湾語の先生もよく「真(tsin)」のかわりに「金(jīn)」、「是(sī)」の代わりに「系(xì)」を使う。あとは、「なに」の「啥(siánn)」など「しゃー」みたいな音の台湾語には、五月天も使っていた「蝦(xiā)」を当てることも多い。
そしてこの前yellowさんとnozさんがくださったコメントの漢字を解説する「阿ㄋㄟ」は「按呢(án-ne)」で「這樣、如此」の意味。
「阿ㄋㄟ太拼了啦!」は日本語にすると「そんなに頑張りすぎちゃって!」「それはがんばりすぎだよ!」
「有閒卡閣來台灣七逃」は「時間ができたらまた台湾に遊びにきてね」。「遊ぶ」の台湾語「
迌(tshit-thô)」はどうにもこうにも変な字なので、yellowさんは「七逃」という字を使ってくれている。決して「七回逃げる」とかいう意味ではなく、「七逃(tshit tô)」或いは「七逃(qītáo)」という発音で「
迌(tshit-thô)」を表しているのだ。
nozさんの「李A台湾語」は「你的台灣話(lí ê Tâi-uân-uē)」で「あなたの台湾語は」という意味。「的」の「 ê」をローマ字のAで表しているところがみそで、このパターンもけっこうよく見る。
中国語の漢字の当て字、注音符号、ローマ字、何でもアリで本当におもしろい!当て字や注音符号、ローマ字の場合も、台湾語の音(と中国語の音)がわかればまず問題ない。
でも漢字(の意味)には頼れないわけで
音がわからなければ手も足も出ないということになる。地道に台湾語たくさん聞いて覚えていくしかない。