台湾語由来のスラング 機車(jīchē)/哇塞(wāsāi)/菜鳥(càiniǎo) | 台湾華語と台湾語、 ときどき台湾ひとり旅

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機車(jīchē)「うざい」/哇塞(wāsāi)「うわっ」/菜鳥(càiniǎo)「新人」・・・。

この3つのスラング、台湾では聞かない日はない(最近では大陸でも)、というくらいポピュラーなスラング。以前、多分台湾語由来のスラングだと思うが語源がよくわからない、という記事を書いた(台湾語由来のスラング台湾でよく使われるスラング 4)。

今回の訪台で購入した『台灣人也不知道的 台式國語』(曹銘宗)という書籍で、それが解決。(「台湾人も知らない・・・というところがミソだね。この3つのスラングだけはいろいろ調べてもホントわからなかったもの。)

いずれもやはり起源は台湾語だそうだ。でもいずれもやはりキケンな言葉。なので、うーん、書きにくいなあ。また「エロ」で検索してこのブログにたどり着いちゃう方が増えるかもしれないけど、仕方ない。

まず、機車(jīchē)「うざい」。もともとはなんと女性の生殖器を表す「じーばい」なのだそう(詳しくはコチラ)。かつては「機掰(jībāi)」とか「機歪(jīwāi)」とか書かれたりしたが、やっぱあまりにストレートすぎるため、進化して現在の「機車(jīchē)」になった。ということである。なるほどね。

次に、哇塞(wāsāi)「うわっ」。何とこれも台湾語のエロ系スラングが起源。こっちは生殖器系ではなく行為系である。台湾語の「我駛恁娘」(台湾語の発音は「わさいりんにゃん」、意味は英語のFym)が縮まって「我駛」になって、で、最後は「哇塞」と書くようになったらしい。ただ、現在の「哇塞」には人をののしったりする意味はなく、ただ「うわあ」「すげえ」みたいな感嘆詞である。

最後に、菜鳥(càiniǎo)「新人」。これは一般には、台湾語の「菜鳥仔(tshài-tsiáu-á)」由来の軍隊用語が起源だと言われていが、この書籍では異なる解釈がされている。「菜鳥仔(tshài-tsiáu-á)」ということばは伝統的な閩南語には存在しておらず、「菜鴨」、「茶鴿」しかない。これらは肉食用に育てられる鳥のことで、そこから、もしかすると軍隊の中で「食べられるしか能のない鳥」、つまり何にもできない「新人」という意味で使われるようになったのかもしれない。ということである。

この本、ほかにもたくさんの台湾華語独特の語彙が紹介されている。オススメです。