映画の中の台湾語 『沙河悲歌(しゃーはーえれじー)』 | 台湾華語と台湾語、 ときどき台湾ひとり旅

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おととい図書館の映画ホールで見た映画、『沙河悲歌(しゃーはーえれじー)』。2000年の映画だが、戦後すぐの台湾の様子が描かれている。主人公、文龍(ぶんりょん)の回想という形だが、時間軸が行ったりきたりしている上に、ところどころ睡魔に襲われて気を失っていているので、ストーリーについていくのがなかなか大変だった。

セリフはほぼ100%台湾語である。ナレーション(主人公の回想)は100%台湾語。2000年以降の映画の中では一番台湾語率が高いかもしれない。台湾語の勉強にはもってこいである。

で、この映画は七等生の小説『沙河悲歌』(1975年)が原作。七等生は、このブログでもちょこちょこ触れている郷土文学派の代表的小説家である。

が、わたしはまだ彼の小説を読んだことがない。台湾文学に関する書籍を読むと、いずれも文体や構成の「難解さ」が強調されている。おそろしくて、まだまだ手をだせそうにないのだ。『台灣新文學運動40年』(彭瑞金)からそのまま引用すると・・・

六十年代新崛起的作家中,七等生無疑是個特立而突出的存在,他那奇特的文體和構思,並不見得是從模仿「現代主義亞流」得來,他那扭曲、海澀,像遊走迷宮一樣的文體,和那具有遯世傾向、流露著智慧、不茍同的傲岸氣質,一般評論者都相信,七等生文學的怪異並不是無的放矢,而是適度地反映了台灣社會體質的荒謬,是以文體渲洩對現實的不滿,是具有抗議情緒的作家。

はあっ、長かった。かいつまんで訳すると、

60年代に登場した作家の中で、七等生はまちがいなくその特異さにおいて突出した存在。彼のあの奇抜な文体と構想が「亜流モダニズム」を模倣したとは限らない。彼のゆがんで難解な、まるで迷宮にさまようかのような文体は、厭世的で知恵にあふれ、迎合しない傲慢な気質を備えている。七等生の文学の奇怪さは、無意味なものではなく、台湾社会のでたらめさを適度に反映しており、このような文体によって現実の不満を表現し、反抗しようとする作家であると、評論家からみなされている。

はあっ、やっぱり長かった・・・。

でもいつかは挑戦してみたい、七等生。無理か。