前半部分、基本的に孫娘役の女の子のナレーション以外はずっと台湾語が続く。ので、ちょっとおいといて、気になるその、基本華語のナレーションに時折混じる台湾語について。
台湾映画隆盛時代に大スターだった俳優「萬寶龍」(阿公にとっては最高に目障りなやつ)のことをナントカ龍と言っている。字幕では“訐譙龍(jiéqiáolóng)”となっているが、発音は台湾語である。意味からすると陰険で小狡いとかという意味の“奸巧(kan-khiáu)”かなと思うけど、今ひとつ自信がない。
そしてこの「萬寶龍」、台湾語映画のスターなのに実は台湾語が話せない。つまりセリフはすべて吹き替えなのである。で彼の台湾語はめちゃくちゃだという紹介のときにまた台湾語。字幕では華語の“亂七八糟”、でも発音は台湾語で“離離落落(li-li-lak-lak)”と言っている。これはまちがいない。
萬寶龍を演じているのが『九降風(九月に吹く風)』の王柏傑。さすがにうまい!ほお、こんなコミカルな演技もできるのねーという感じ。
萬寶龍とスター女優のキスシーンも、セリフは吹き替えという設定。なので、撮影のときに萬寶龍はちゃんとしたセリフはしゃべらない。一二三四五六、一二三四五六と数字を適当に口にしているだけである。でもその数字は台湾語読みで、そこがまたちょっと面白かったりする(あ、王柏傑は実際には台湾語しゃべれる)。
この調子でいくと全編聞き取るのには一年くらいかかりそうなので、ちょっとこの映画はしばらくお休み。次回は台湾語のセリフが少なそうなやつから。