映画の中の台湾語 『阿嬤的夢中情人』その2 | 台湾華語と台湾語、 ときどき台湾ひとり旅

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台湾華語は研究中(専門)、台湾語は独学中、台湾へはいつも一人旅!の、たまりが、台湾華語と台湾語、台湾旅行と台湾映画と台湾ドラマ、台湾文学について語り尽くします。詳しい自己紹介はテーマ「ごあいさつ」の中に。台湾語と台湾華語の違いについての説明もあります。

前半部分、基本的に孫娘役の女の子のナレーション以外はずっと台湾語が続く。ので、ちょっとおいといて、気になるその、基本華語のナレーションに時折混じる台湾語について。


台湾映画隆盛時代に大スターだった俳優「萬寶龍」(阿公にとっては最高に目障りなやつ)のことをナントカ龍と言っている。字幕では“訐譙龍(jiéqiáolóng)”となっているが、発音は台湾語である。意味からすると陰険で小狡いとかという意味の“奸巧(kan-khiáu)”かなと思うけど、今ひとつ自信がない。


そしてこの「萬寶龍」、台湾語映画のスターなのに実は台湾語が話せない。つまりセリフはすべて吹き替えなのである。で彼の台湾語はめちゃくちゃだという紹介のときにまた台湾語。字幕では華語の“亂七八糟”、でも発音は台湾語で“離離落落li-li-lak-lak)”と言っている。これはまちがいない。


萬寶龍を演じているのが『九降風(九月に吹く風)』の王柏傑。さすがにうまい!ほお、こんなコミカルな演技もできるのねーという感じ。


萬寶龍とスター女優のキスシーンも、セリフは吹き替えという設定。なので、撮影のときに萬寶龍はちゃんとしたセリフはしゃべらない。一二三四五六、一二三四五六と数字を適当に口にしているだけである。でもその数字は台湾語読みで、そこがまたちょっと面白かったりする(あ、王柏傑は実際には台湾語しゃべれる)。


この調子でいくと全編聞き取るのには一年くらいかかりそうなので、ちょっとこの映画はしばらくお休み。次回は台湾語のセリフが少なそうなやつから。