老人ホームの労働体験二日目の娘を迎えに行った。
今日は90歳を越えた女性がぶどうを食べている最中に喉をつまらせ大騒ぎになり、スタッフ全員がそれに集中。
娘は他の老人達のいる部屋に残され、スタッフから「老人達が外に出ないよう、このボタンを絶対に押させないで!」と言われたボタンのあるドアの前に立たされ、見張り役を任されたはよいが、老人2人が娘に「家に帰る時間だから、ここを開けて」と言って立ち上がった。

娘は老人達がここに住んでいる事をしっているが、認知症による発言かどうかは判断できない。
でスタッフを呼びに行き、認知症だから家に帰らねば!と言う老人がいることを知る。
娘は「喉をつまらせた時、本当に怖かった」と言ったが、「でもスタッフの人が慣れていて、凄いなと思った」と言った。

また、今日は生まれながらに盲目の女性で、2年前から耳元で大きな声で話せば何とか聞こえるという老人と話すことになったそうで、誰かが話しかけるでもなく、ただ1日を座って過ごす老女をスタッフから紹介され「よかったら、あの人と話してあげて」と言われたそう。
女性は自分の人生がどれほど酷で楽しさがなく、今は音も奪われかけ、自分で人生を終わらせることも若い頃は考えていたこと、今はただ毎日毎日光のない1日を座って過ごすだけが惨めで辛いのだと言った。

娘は2時間近く老女と話してしまった。
楽しくて2時間あっという間に時間が経ったと言った。
その人がスタッフに「私と話をさせてくれてありがとう、本当に楽しかった」と娘の前で言い、笑顔があまりに可愛いおばあちゃんだったから、娘は「明日もあのおばあちゃんと話すねん」と楽しみだと私に話した。

老人ホームに行けて良い経験をさせてもらっていると思う。
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