私はイギリスに住んで20年になるが、下着は日本で買ってきたり、取り寄せしたりしている。
ヘアカットとブラジャーは、日本が世界一だと思っている私は、娘にも体にきちんと合った下着を着けさせたくて、去年日本に行った時に下着屋さんに立ち寄った。

行ったのは天王寺の下着店で、店には大人の女性用下着から子供向けまであった。
スタッフの方が丁寧に計測して下さり、イギリスから毎年は日本に帰れない事を伝えたら、今年のサイズと多分来年にはこのサイズになるであろうサイズも用意して下さり、それが娘にピッタリ合っている。
縫製が良いから、娘は「着ていて、物凄く快適」だという。

しかし最近あと2枚ほど洗い買えが必要になり、イギリスの老舗量販店M&Sに行った。
下着の計測は予約制。
計測して下さったは良いが、どれを試してもピッタリ体に合わない。
娘が計測してくれたスタッフに「ここがガバガバになるのが気になる…」と伝えると「ピッタリ合うブラジャーは無いよ。だいたい、こうなる…」と言った。

ならへんわ…と心の中で思う私。
これは測定してくれるスタッフの知識なのか、それとも製品がそうなのかわからない。

しかし天王寺で娘の下着を買った時に、スタッフの方が「ワコールなんかは色んな年代女性のモニターがいて、それを何十年もデータに取って下着を作るから、必ず合う下着が見つかるように企業努力している」と教えてくれた。
もちろん、それでも着け心地の好き嫌いや生地の好みで選ぶのは買い手であるが、15-16歳くらいの女の子が心地よく着るために、体の成長に邪魔にならないデザインと生地を重視して作られているという話を聞き、娘の体を見てバッチリ合うブラジャーを売り場から持ってきてくれた職人のようなスタッフさんと、この「ブラジャーなんてバッチリ合うなんか無いよ」というスタッフとの差に分かっちゃいたけど愕然とし、娘も「とりあえずこれで良いわ…また日本で買う」と言った。

20代の頃に住んでいたオーストラリアで、私はブラジャーの価値というか意味というか、日本人と豪州女性の求めるものの違いを知ったが、まあイギリスに住んでいるなら妥協するしかないことを、娘に伝えるのであった。

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