先日、メンタルヘルスの自立支援で医師をしている友人とお茶していた時のこと。
イギリスの精神安定剤や抗うつ剤の処方率の増加と、そのコストが年間億単位であるという話題になった。
また、肥満により関係する病気に対するコストも増加中。

もう随分前からメンタルや肥満を病む人には、ヘルシーな食事をしなさいと提唱しながらも、そのヘルシーメニューの例がサラダを中心とした例ばかりだと私が思ったのは、亡き義父が痩身手術を受ける為の病院に行った時に、そこにあるパンフレットが実に工夫無きヘルシー提唱だなと感じたからである。

20年前にジェイミーオリバーが学校給食を改革しようとして失敗したのが良い例で、この国でヘルシーを意識する人はする、しない人は徹底的にしない。
食事とカラダ形成が比例している認識がないまま育つからだと私は思っている。
小学校では繰り返し、ジュースより水、マックシェイクに入っている砂糖量などを学ぶ時間があった。
しかし、保護者が好んで食べ、買い与えるなら学びは無意味となる。

給食室のおばちゃんらは言っていた。
「ヘルシーなもん出しても子供らは食べへん。捨てるだけや」と。
あのジェイミーオリバーさえ、子供に受け入れられるヘルシーメニューが作れなかった。
浸透する前に拒絶が大きすぎる。
食事環境を変えるのは、本人の意識改革以外に無理であるが、痩せなさいというと人権侵害になる。
ほな、どうしたら良いねん…
どないも無理や…これが答えだと思う。

以前、義兄夫婦が来た時に、私がブロッコリーのニンニク風味天ぷらを出した。
奥さんが「ブロッコリーて、揚げて良いのね。知らなかった!」と言った。
茹でるしか食べる方法がないと思っていたと言うが、夫のいとこにも同じことを言われた。
揚げているから決してヘルシーやない。
しかし、食べ方があまりにいっぺん通り過ぎて、野菜料理=サラダ、ヘルシー=サラダ、この野菜は茹でて食べます…みたいな型が決まりすぎているために調理法の幅もなく、使う野菜の幅もない。

義兄が「日本人は鶏肉料理のレパートリーの数が地球一すごい」と言ったが、多分野菜もそうだと思う。
この発展の違いは何なのか…誰か研究していないだろうか…
私は答えが見いだせずに老いていく自信がある。
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