今回滞在したホテルには、勿論ながらアジア人は私1人だけ。
客の8割がスペイン人を占めるこのホテルのスタッフも英語がほとんど通じず、結構困った。
2割はドイツ人、フランス人、イギリス人が多いとの事であった。

ヨーロッパ人だけが占めるホテルだけに、プールで見かける男性の水着は最低限「股間」を隠す大きさのビキニであり、女性はトップレスもちらほら見られ、下はケツの割れ目がかろうじて隠れてます程度のビキニパンツで初日は「おっと・・これがヨロピアン・・・」と思ったが、2日目にもなれば目は慣れる。
女性の脇の毛も処理されておらず、「ほう、ほう、ほう・・」となるのである。

とある日、私達は船のツアーに出掛けた。
ヘビースモーカーの義母は船内で喫煙禁止と聞き参加しなかったが、私達家族4人で出かけたのである。
メノ―カ島の美しいビーチや洞窟を巡るツアーで、参加者は水着着用であった。
船がビーチや洞窟に着くや否や、船の上に備えられてある滑り台で客が海に向かって滑り落ちて行く。
ある者はシュノーケルセットを着用して海に落ちて行くのであった。
それが若者でなく、結構なジジイとババアだったので、ここがなかなか見応えがあるのであった。

途中、何度も個人の小型ボートやヨットとすれ違ったのであるが、まあまあの確率で見るジジイの下半身丸出し状態に、一瞬、娘の目を伏せてしまうのであった。
おじいちゃんが完全に全裸で、その横に孫娘らしき女の子が釣りをしていた。
おじいちゃんの妻らしき人はビキニであったが、娘らしき女性はトップレスであった。

何と言うのであろうか・・・こんなにも堂々と全裸で正面を向かれたら、見ているつもりの無いこちら側が顔を背けてしまうというのであろうか・・ならば脱いだ方が勝ちなのかもしれぬと、意味の無い事を考えてみたりした。

数年前、どうしても温泉に入りたくて近隣国で温泉のある国、ドイツに行こうかと考えた事があった。
直属の上司がドイツの人だったので、それを聞いたとき「念のため言うとくけど、ドイツの温泉は全裸で男女混浴やからね」と言った。

昔からそうで、誰もがそうなので、「全裸で混浴」であっても互いの身体をジロジロ見る事がないから「気にする事は何も無い」と上司は言ったが、ちょっと考えてしまい、結局ハンガリーに行ったのである。
ドイツで全裸の混浴を体験しておけば、こんな全裸のジジイを炎天下の青空の下で見ても私は目を逸らす事は無かったのかも知れないと思う。

しかしヨーロッパ人の露出の概念は、日本人の私には真似できないと改めて思うのである。

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