去年の10月からスイミングに通い始めた娘。
先生が水の中に入らず、プールサイドから口頭で説明するだけの指導方法に、自分が日本で習っていた時とあまりに違い、こんなんで上達すんのかい!!と怒っていたが、もう3つ上のクラスに上がってきた娘。

あんな指導方法で泳げるようになった事そのものが、イギリスの奇跡と言って良いのではなかろうかと、1人ビックリしている今日この頃。
泳げているのか、必死で溺れないように本能で水に沈まないのか、それは微妙。
しかし、一度もちゃんと水に浮く事、その時の手の位置、足の動かし方など習っていなくとも、3歳でも人間はちゃんとやれるから凄いと思う。

水の中に入らないのは、子供に触れてはいけないという、こちらの学校にもある規定からだろうか。
頭をなでてもセクハラになるから、教師は絶対に子供に触れてはいけない。
よく分からんが、そういう方針らしい。

私がスイミングに通っていた時、最初は「伏し浮き」なる地味な練習からであった。
何の面白みもない地味な泳ぎから、顔を上げてのバタ足泳ぎ→顔を付けてのバタ足泳ぎ→クロールと段々と格好の良い練習へと段階を踏んだ。

しかし、うちの娘のクラスは、まだバタ足までしか泳げない子達なのであるが、今月から平泳ぎの練習に入った。
ビート版やアームバンドなど、何も無しである。

先生は手の動きだけを3回ほど見せ、足の動かし方は口頭で説明した。
ちなみに私の時は、子供達がプールサイドにうつ伏せになり、全員で足の練習だけを何度も行った。そうして感覚を覚えてから、水の中で平泳ぎをしたもんである。

足を動かす子供とそうでない子供がいて、手の動きも大小バラバラ。
しかし、これを何度も繰り返し、溺れながら子供は前に進む。
こんな方法で平泳ぎが出来るようになったとしたら、もう奇跡を上回る衝撃でしかないであろう。

いつの日か、この口頭説明で綺麗に泳げる日が来た時、私はイギリス式スイミングの教え方を尊敬する事になるだろう。
溺れる我が子を見守るしかないのだろうか。

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