質問:0度を下回る寒い日の朝、スーパーで購入したオリーブオイルが固まっていませんでした。びっくりしています。
これはどう考えたらいいですか? オリーブオイルは10度以下になると固まり始めると習ったのですが、固まらないのはどういう理由か教えてください。
スーパーの一般的なオリーブオイルは5度以下になっても固まらないからです。それはどういう理由だと想像できますか?
答え: その驚き、とてもまっとうです。
そして結論から言うと——
「固まらない」のには、いくつか“想像できる理由”があります。1つではありません。
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結論の全体像
スーパーで一般的に売られているオリーブオイルが
5℃以下でも固まらない(または濁らない)理由は、主に次の4つが考えられます。
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⓵ 脂肪酸組成が「オレイン酸多め」ではない
オリーブオイルに含まれるオレイン酸は一括りにされがちですが、実際はかなり幅があります。
• オレイン酸:55〜83%(品種・産地・収穫時期で大差)
• リノール酸(多価不飽和脂肪酸)が多いほど
👉 低温でも固まりにくい
スーパーの大量流通品は
• 安定供給
• 味のクセを抑える
ために
▶ リノール酸がやや多い原料ブレンドになっている可能性があります。
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⓶ 精製油が混ざっている(または主体)
それは「エクストラヴァージンではなく普通のオリーブオイルの可能性があります」
日本で一般に販売されているのは
エクストラヴァージンオリーブオイルとオリーブオイルの2種です。
オリーブオイルは、精製オリーブオイル+少量のバージンオイルを
ブレンドしたものです。
精製オリーブオイルは
• 結晶核になりやすい微量成分
• ワックス・ポリフェノール
が除去されており、
▶ 白濁・結晶化が起こりにくい
※これは合法で、表示上も問題ありません。
しかし、エクストラヴァージンオリーブオイルとボトルに書いてあり
固まらない場合は、偽装の可能性もゼロではありません。
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⓷ 低温で「固まりにくい設計」になっている
これは業界的な話ですが、とても現実的です。
• 冬の物流
• 店頭クレーム防止
• 「白くなった=おかしい」という誤解回避
そのため
▶ 寒さでも見た目が変わりにくい油が一般顧客から好まれます。
結果として
• 脂肪酸バランス
• 精製度
が“調整されている”可能性は高いです。
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⓸(想像として)オリーブ以外の油が混ざっている可能性
ここは想像の域ですが、現実には否定できません。
• 高オレイン酸ひまわり油
• 菜種油
などは
• 味が穏やか
• 低温でも透明
▶ 5℃でも固まりません
過去には
「オリーブオイル偽装」は何度も問題になっています。
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なぜ「5℃でも固まらない」は違和感があるのか
本来、オレイン酸主体の油脂は
• 10℃前後:白濁
• 5℃以下:結晶がはっきり
程度差こそありますが固まり始めます。
なので
まったく変化しない場合は、エクストラヴァージンオリーブオイルではないかも?と感じるのは自然なことです。
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重要な整理(誤解しないために)
• 固まらない = 違法・偽物
→ ❌ 断定不可
• 固まる = 高品質
→ ❌ これも違う
ただし
「何が起きているかを考える材料」にはなる
という位置づけです。
まとめ(ひとことで)
スーパーのオリーブオイルが
5℃でも固まらないのは、
「品質が高いから」ではなく、
「⓷そういう設計・構成だから」
と考えるのが自然ですが、、
その他の原因もあるということを知っておいてください。
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