噂をしていた人物が現れたり、遠い旅先で知人にあったり、必要としていた物を偶然もらったり、考えていたことを隣りの人物が話し出す。
自分で買ったり、人から貰ったりして、同じ物が集まってくる・・
そんなことってありませんか?
実際わたしには10年ほど前にこんなことがありました。イタリアのペルージャで道を聞いたお姉さんと、次の日フィレンツェのレストランで隣同志になって会話したアメリカ人のお兄さんに、3日後ヴェネチアで会ったんです。 昼間お姉さんに、夜お兄さんに、それもまた偶然ばったり道で。w川・o・川w
こういった「意味のある偶然の一致」をシンクロニシティと言うらしいのですが、それがここ一年の間に私に何度も起こり、最初は一回一回に、凄いなぁって感動しては忘れていたのですが、こう続くと何か因縁めいたものを感じています。
その発端は二年ほど前、母を失った悲しみからやっと立ち直った頃、それまでは悲しさから母の死に対して目を背けていたのですが、気持も落ち着き、大切な人が死に向かう過程を思い出し、母が身をもって教えてくれたことを振り返ってみました。そうすると、私も何かしないと、そういう強い思いにかられていました。
それから漠然と頭に浮かんだのがイタリア食材輸入だった。
もともとイタリア料理が大好きで、美味しい店を探しては食べに行き、それを自宅で再現というのが私の趣味だったので、当然それを作るためにあらゆる手段でイタリア食材を集めていた。
イタリア在住経験もあるので、イタリアには友人もいるし、何が美味しくて何が日本で手に入れにくいかなどもある程度わかっていた。
そうこう考えているときに転機は訪れた。
主人が経営するイタリア料理のお店に私のイタリア語の元生徒さんがシェフとして来ることになった。
それをきっかけに私はおよそ一年半、先月9月までイタリア料理のお店の現場で働かせてもらい、プロはどういった食材を使うか、また望んでいるかを学ばせてもらった。
それまで、パート講師しか経験のない私にとっては、朝から、夜遅くまでの肉体労働はかなり負担であったが、学ぶことがたくさんあった。
そしてレストランというのはお客として食べに行くのと、中で働くのとでは雲泥の差であることもよくわかった。
レストランでの仕事を一年半ほどした頃、次の転機はやってきた。
主人の「そろそろ輸入に専念したら?」と言われ始めたころだ。
これもイタリア語の生徒さんの関係で、政府系輸入会社の方と知り合う機会を得た。
それが、輸入実務講座に通う原動力となった。
講座を修了してから、イタリアに食材の下見と買付の打ち合わせにいったところ、なんと偶然泊まったホテルで声をかけられたイタリア人の女性はなんと以前に日本のその政府系輸入会社の仕事をしていたと言うではないか。
私がイタリアに来た事情を話すと、「お手伝いできることがあったら何でも言って」と言ってくれた。
また別のアグリツゥーリズモ(農家型ホテル)の女主人は、私のイタリア食材に対する熱意を分かってくださったのか、こだわってオリーブオイルやチーズを作っているお友達を紹介してくださった。
おまけにイタリアに行く前に主人から手渡された本「アンティークに魅せられて」を旅行中に読み感動したので、連絡をとってもらって作者の方にお会いしたところ、またまた輸入に関して素晴らしいアドバイスを頂くと共に、力強く背中を押してもらった。
数をあげればきりがない。ここ3カ月の間に私の周りに起こったこと、新しく知り合った方との交流、そういった事柄が起業という小さい船に乗った私を先へ先へドンドン進む力になってくれているような感じだ。
これをシンクロニシティと言うのだろうか?
実際これからどこにたどり着くかということは、自分が決めることだ。
明確な目的と、到達点をはっきりさせて、「何のために自分はコレをするのか?」ということを常に意識して船の舵をとっていこうと思う。
手助けして下さってる方々に感謝、これからも素晴らしい人達に出会いますように。