今年のひな祭りの日は
どのように過ごされましたか?
わが家は
少し手抜きで
手巻き寿司の夕食でお祝いしました。
日本の皆さま
おはようございます。
二人の女の子のうちの一人、
長女が家を出て
オランダで大学生活を送るようになり、
ひな祭りのイベントも
ちょっと肩の力を抜いて、
頑張りすぎなくなった。
この日のために
サーモンを中央市場で買って来ていた。
ギリギリまで制作に勤しんでいたので、
手巻き寿司にすることにして
にぎる手間を省かせてもらった。
さてさて制作の方は
3月に入りクベットシリーズに取り掛かる。
の代表作とも言えるこのシリーズは
たくさんの方から支持されてきて、
日本の個展やイベントでも
一番の人気である。
そして、私の作品の中で、
手間がかかることでも一二を争うシリーズだ。
ということで、
夏の日本帰国へ向けて早めに準備に取り掛かる。
クベットシリーズがあらかた出来上がると
精神的に落ち着くので、
他のシリーズに先駆けて手をつけたというわけである。
クベットという言葉は
イタリア語で立方体を表す。
その昔、勤務先のジュエリーブランドIDRUSにて、
師匠のアレッサンドロ バレッリーニに
「ロウ付の良い練習になる!」
と、いくつものキューブを作らされた。
銀線を一辺1ミリの角線にして、
それを一辺が1センチの立方体にする。
必要なのは12本。
一本一本、ロウ付けしていく。
少しでもずれれば
それはもう立方体ではない。
根気強く、正確な形を作り出していく。
このエクセサイズのお蔭で
美しい立方体ができたのだから
これで何かを作ってみよう!
と思い、大きいサイズや、小さいサイズを加えて、
ゴム型を作り
それらを組み合わせてみることにした。
これらの経緯をたどり、
チェーンの通す位置を変えることで
表情が変わるペンダントたちが生み出されていく。
以前書いたクベットについてのこまかな制作話はこちらを読んでみてください。
IDRUSもアレッサンドロも、今はなくなってしまったが、
教えてもらった技術で出来上がったシリーズは
こうして今でも生き続ける。
切ない気持ちと感謝の気持ちに
包まれながら、
私は淡々と
立方体に紙やすりをかける。
こちらのクベットシリーズ
現在数点、日本に在庫があります。
その内容をまとめたものがこちら。
気になる方は、どうぞこの機会にDMにてお問合せ下さい。
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