アートの値段は単純ではありません。
普通の物価のように、原材料費がいくらで、製作時間がいくらかかった、というような計算基準はありません。
アートにも「時価」があり、無闇に値段がつけられているわけではありません。
では、一つの例として私の作品を参考にしてみたいと思います。
第三者の美術年鑑によって、作家の価値が計算され大体の価格がわかるようになっています。
作家自身が価格を決めるのでなく、第三者が受賞歴や展覧会、美術館収蔵歴など総合的に判断し流通価格が決まります。
ここでいう作家とは、市場に作品が流通していて美術年鑑に記載されていることが前提となります。
作家名・上田勇一
技法・シルバーポイント(銀筆)
サイズ・1167×910㎜(50号)
東京日動画廊所蔵
1号(約ハガキサイズ)で20.5万という評価となります。
つまり、10号の作品を描いたとすると、市場価格は約200万ということです。
これを高いとみるか安いとみるか意見が分かれるところでしょう。
なぜなら、私の作品を200万で購入しても、数10年後に2000万となれば安い買い物だったということになります。
美術作品の価格とは相対的であり、高いか安いかは時間の経過にしたがって評価が変化していきます。
よって、魂が震えれば購入したら良いのです。
ある著名な評論家は「盗んでも自分のものにしたいと思う作品が自分にとって本当の作品だ」とうようなことを書いていました。
作家としては、純粋に作品を好きな方に所有していただきたいものです。
高くても安くても生活を豊かにし楽しみ楽しむ為に購入することが建前です。
しかしながら、投機的に作品を売買するケースもありますが、それはごく一部です。よほどの見識と資金力が必要となります。超有名なアーティストを、富豪がゲームのように売買しますが現実的には、あまり私達には関係ない世界です。
中古になっても価値を保ち続けるのが、美術品の特徴です。
また、予想に反して著しく値上がりすることもあるのも美術品です。
日本の保険会社がバブル期に、ゴッホの「ひまわり」を約58億で購入しました。現在では、約100億とも言われいます。
つまり、安い買い物だったということになります。
次回へつづく。
■■日々の生活から■■
先日は、子供達と葉佐池古墳へ行って来ました。約1400年前のもので、古墳内部の石組みは当時のままで、骨はレプリカです。
●●日々の絵画教室から●●
先日は、リアル・ワークショップでした。
水彩で風景を描きました。
とても、楽しい時間でした。
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