「夫が、浮気しているんです。でも、息子の進学が決まるまで、我慢します。」 こう仰る方がいます。 息子さんの将来を見込んで、今、影響がないようにという考えは確かに正しい判断です。 ただし、現状を把握しておき、証拠も押さえ、話し合う時期だけを息子さんの進学が決まってからにするのと、 現状を把握しないで、証拠も押さえず、見て見ぬふりをしながら、息子さんの進学が決まる時期まで待つのとでは大きな違いがあります。
仮にAさんとBさんのお話をしましょう。 AさんとBさんには、中学3年生の息子さんがいます。高校進学に集中してほしいと思う傍ら、夫の浮気が気になって、板挟みの環境。 息子さんの学業を優先したいのに、日々イライラが募り、親子げんか。 その原因が夫にあると感じつつも、その怒りの矛先は、息子さんへ。 ここまでは、AさんもBさんも同じ環境です。 環境的に良くないと思い立ったAさんは、息子さんには悪いと思いつつも、調査に踏み切りました。そして、現実を目の当たりにして、モヤモヤしていた環境から解き放たれました。 その結果、今は離婚しないと心に強く決め、将来、息子さんが巣立ち、夫婦二人の生活になったときにどうするか判断できるよう環境を整えておくことにしたのでした。 同じ頃、Bさんは、Aさん同様の悩みを抱えていました。 中学3年生の息子さんは、お母さんとお父さんが上手くいっていないことに気がついています。 お母さんからのイライラを、なんとか軽減するように気を遣っていました。 しかし、その結果、勉強には力が入りません。成績は伸びず、顔色は悪くなり、 怒りっぽくなり、ついには不登校となっていきました。 ある日、耐えに耐えた息子さんは、お父さんに、直談判しました。 「親父、もっと母ちゃんのことみてやれよ!」 その一言から、殴り合い、警察や救急が来るような大げんかになりました。 そして、息子さんからの一言。 「その女のところにいっちまえよ!」 救急車を自分で呼んだ父親は、その後、病院から家に帰ってくることがありませんでした。 AさんとBさん。 何が違ったのでしょうか? 息子さんへの想いは同じです。 でも、今、動くのか、それとも将来動くのか。その違いだったのです。 息子さんの将来を考えた進学。 親心として大切にしたい想いは同じ。動くタイミングによる人生の大きな分岐。 今回、ご紹介したお話は、実際にご依頼頂いたAさんと、ちょっと考えますと先送りをされたBさんの実話です。 僕は、時を同じくして起きた、二つの家庭のこの話を見聞きして、 お子さんのことを考えると言うのであれば、先延ばしにするのではなく、 今すぐにでも実状を把握しておく必要があると断言します。 決して、すべてが分かっても、話し合いを、すぐにする必要があるというわけではありません。 そこは、しっかり考えて、お子さんの将来を見据えて話し合えばよいのです。 真実を知らずにモヤモヤ。 浮気のことは分かっているけど、先が見えない不安。 証拠がないことによって、離婚を突きつけられたらどうしようという不安。 相手が分かっているのに、何も出来ないもどかしさ。 証拠がつかめないイライラ。 いろんな感情があなたの表情に表れていませんか? その表情をお子さんが近くで見ていませんか? あなたのその不安、伝わっているかもしれません。 そして、その不安は、お子さんの将来の妨げになるということを、 今、しっかり認識してください。 お子さんのために、今、我慢をするその選択。 実はその選択が、大きな影響を及ぼします。
浮気解決王の今野でした。