こんばんわ 
レモンよりレモンらしい香りのするレモンマートルが
どんどん花を咲かせています。
このレモンマートルは葉っぱも花もハーブティーになります。
暑い中ですが清涼感が漂っています。
あ~しあわせ~ ![]()
のつづきです。
平均的な情報にばかり注目していて、
「隠れた本音」に気づけない
ターゲットの五感と感情を丸裸にする
「20代女性向け」といった漠然としたターゲット設定では、
深く刺さる企画は生まれない。
AIは平均値を導き出すことを得意とするが、
現実には「平均的な人間」など存在しないからである。
ここでは、AIを使ってターゲットの五感や感情をシミュレーションし、
表面的な属性データでは見えてこない「隠れた本音」に
迫る方法を解説している。
ターゲットを極限まで具体化し、本音を浮かび上がらせるのである。
「超具体化」の段階では、
ターゲットを一人の人間として徹底的に具体化し、
その感情や身体感覚にまで踏み込んでいく。
ステップ1では、AIにターゲットのプロフィールを与え、
「あなたは今朝、何時に起きて、最初に何を感じましたか?
まるで小説の独白かのようい語って」と指示する。
これにより、単なる属性データではなく、
主観的な感情の物語を出力させる。
ステップ2では、「彼女が通勤中に見ている景色」
「耳に入る嫌な音」「肌で感じる不快感」を描写させる。
このステップを通して、
ターゲットが置かれている環境がリアルに想像できる。
ステップ3では、「彼女が口では『幸せ』と言いながら、
心の中で恐怖していることは?」
「誰にも言えないコンプレックスは?」と問いかけて、
建前の裏に隠された強烈な動機や欲望を見つける。
この3ステップを通して、
「なぜ私のことが分かるの?」と思わせ、
深く共感させる企画が生まれる。
「超抽象化」の段階では、長谷川紀子氏
(アクセンチュア株式会社オペレーションズ コンサルティング本部
人事部 中途採用責任者/HR Gennerative AI推進PJT Lead)から、
AI時代における「想像力」の重要性を学ぶ。
長谷川氏は、「AIは完璧なアウトプットを出しますが、
それはあくまで『インプット』がある場合に限られます」と述べる。
そして人間関係において最も重要なのは、
データとして入力されない「空白」に存在しているという。
たとえば、その場の空気感や熱量といったものは、
AIには読み取れない。
長谷川氏は、一つの事業に対して、
人によって無数の解釈が生まれることに注目する。
AIには「事実」は見えても、
相手がそれをどう受け取っているかという「解釈」まではわからない。
だからこそ、人間には、相手の背景や感情を想像し、
その行間を読む力が求められるのである。
さらに長谷川氏は、「正しさ」よりも「納得」を生み出すことの
重要性を説く。
AIは論理的な正解を提示してくれるが、
人が動くのは「自分のために考えてくれている」と感じた時である。
論理を超えて、相手の感情に寄り添い、
納得を生み出す力こそが、AI時代に求められる人間の役割なのだ。
「超構造化」では、長谷川氏の「行間を読む想像力」をもとに、
ターゲットの深層心理に迫る方法が整理される。
この本ではこれを「ペルソナ・ダイブ」と呼ぶ。
ステップ1では、ターゲットの内面を、
「見ているもの」「聞いているもの」「考えていること」
「感じていること」「言っていること」「行動していること」
の6領域で整理する。
これにより、「20代女性」といった無機質な属性が、
血の通った一人の人間に変わる。
ステップ2では、その6領域から、
「痛み(ペイン)」と「願望(ゲイン)」を抽出する。
特に、「言っていること」のギャップに注目し、
隠れたインサイトを探っていく。
そこから、ターゲット自身も気づいていない
「本当に欲しいもの」が見えてくるのである。
ステップ3では、それらの分析をもとに、
深層心理に刺さる企画やメッセージを生成する。
ここでは、「あなたはユーザーリサーチの専門家兼企画立案のプロです。
以下の情報をもとに、ターゲットの心に深く刺さる企画を作成して下さい」
というプロンプトが使える。
相手の五感や感情、そして建前の裏にある本音まで想像すること。
それによって初めて、「その多大勢」に向けた企画ではなく、
「私のため」と感じられる提案が生まれるのである。
自分の「こだわり」や「直感」を言語化できない
「イメージはあるのに言葉にできない」という悩みは、
ビジネスの現場で大きな障害になる。
自分の中にある考えを言語化できなければ、
相手に意図は伝わらず、ストプットも曖昧なまま終わってしまうためだ。
ここでは、AIを「語彙力の拡張装置」として活用し、
自分だけの想いを言葉にする方法を解説している。
「超具体化」の段階では、言葉にならないイメージをAIにぶつけ、
そこから自分だけの言葉を探していく。
ステップ1では、「今このサービスのUI、なんか『冷たい』んだよね。
もっと『実家のこたつ』みたいな安心感が欲しい」といった
感覚的なメタファーを、そのままAIに投げる。
ステップ2では、「『実家のこたつ』のような安心感を、
ビジネスやデザインの文脈で使えるキーワードに変換して。
類語を20個出して」のように指示し、
大量の類語やメタファーを出力させる。
ステップ3では、AIが出した候補の中から、
自分の感覚に最もフィットする言葉を選び取り、
それを軸にしてメッセージへ発展させる。
「超抽象化」の段階では、
千葉友範氏(EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社パートナー)
から、言葉を選ぶ力の重要性を学ぶ。
千葉氏は、「言葉の選び方ひとつで、相手への伝わり方は変わります」と述べる。
AIが流暢な文章を作れる時代だからこそ、
人間には、言葉を選ぶ力が求められるのである。
千葉氏によれば、相手に刺さる言葉を選ぶうえでは、
「相手の言葉を借りる」技術が欠かせない。
練りに練った美しい言葉よりも、
対話の中で自然に出てきた言葉の方が、
相手の本質に深く届くことがある。
顧客がよく使う業界用語やたとえ話を取り入れ、
そこに自分の意図を乗せて造語すれば、
相手への伝わり方が変わるだろう。
さらに千葉氏は、AIを「語彙のなる木」として活用することを提唱する。
AIは類語や表現のバリエーションを大量に出すことができる。
しかし、その中から相手の心に刺さる言葉を選び取るのは
人間の仕事なのである。
「超構造化」では、千葉氏の哲学をもとに、
あいまいな「こだわり」を、共感を呼ぶ「信念の言葉」へ変える方法が
整理される。
この本では、この「なぜ→どうやって→何を」の思考法を
「目的起点思考」と呼ぶ。
ステップ1では、自分のメッセージを
「なぜ」「どうやって」「何を」に分解し、
どこが弱いのかを診断する。
これにより、「なんとなく伝わらない」の正体が可視化される。
ステップ2では、AIに「なぜ」の候補やメタファー、
対義語による定義を大量に出させ、
自分の感覚に合う言葉を探していく。
ステップ3では、「なぜ→どうやって→何を」の構造に沿って、
自分の信念をスピーチ原稿にする。
「あなたは詩人であり哲学者であり、TEDトークの構成作家です。
以下の情報をもとに、
あいまいな『こだわり』を鋭利な『信念の言葉』に変換してください」
というプロンプトを使えば、
曖昧な直観が、相手に届く「あなただけの言葉」へと変わっていく。
「AIと人間の分業を最適化する本」でした。
AIの強みである情報収集や整理、
論理化はAIに任せつつ、
人間は感情や現場感覚を注ぎ込むことに手をかけ、
より質が高く、成果につながる仕事をする。
「AIは知識はあるけど、教養はない」。
では、また明日^^
