こんばんわ
わが家前方のしだれ桜の開花が始まりました。
体力をつけるために毎日このしだれ桜の下の
菜の花畑を愛でにお散歩しています。
今回の病で弱気になった心をシャンとさせていただいた
中村天風さんの本も書棚におさめる時がきました。
心にとめたお話を。
古代神話です。
むかし、悪魔がある町にあらわれて、
「今日から、お前たちのものをすべて俺がうばいとることにする。
しかし悪魔にも情けはある。
たった一つだけ、おまえたちが残しておいてほしいものだけは
見逃してやる。
明日までに残しておいてほしいものを1つだけ書き出せ。
それ以外のものは一切、俺が奪い去るからな」
と言い残して、悪魔がひとまず立ち去った。
さあ、町の人はてんやわんやの大騒ぎ。
「私はお金だ」
「俺は食いもの」
「私は、家だ」
「いや、私は名誉だ」
「私は宝石よ」
とそれぞれいろいろなものを書き出した。
あなた方だったらどうする?
なにを書きますか?
悪魔はたった一つだけしか見逃してくれないんだぜ。
さてさて、一夜明けてみると、その町にはなんと、
たった一人の人間だけしかいなくなっていたとさ。
もう、わかったね。
金だ、家屋敷だ、やれ宝石だ、やれ何だと書き出した人々は、
もっとも肝心な「命」を忘れていたんだね。
たった一人だけが、「命」と書いていたので生き残ったというお話です。


