私は雑誌をメインにやってきたので、
取材先で最も多いのは、飲食店になります。
先日数えたところ、目に入る範囲だけで100冊以上ありました。
いろいろなお店があります。老舗店、人気店、新店、珍しいお店。
老舗のお店はやっぱり違います。とにかく丁寧で物腰が柔らかい。
守るっていうことって、実はとっても大事で、
時代が流れていくさまざまなきっかけがあっても、
「でも自分はこうしていく」というような、
強い決意を何度もされてきたのだなと、いつも思います。
印象に残っているのは、10年くらい前に取材させていただいた、
「よし川」の社長さん。
当然取材の時にはあのように派手にはされておらず、
「質素倹約」がにじみでているようなお方で、
初対面の私に「あ、私この人好き!」って瞬時に思わせるような、
すごく大きな優しさや余裕を持っていらっしゃる方でした。
で、本題なのですが(遅っ!)
私が見てきた売れるお店は、ほとんどが素敵なお店でしたが、
中でも「ここはすごいな」と思い、とにかく多くの方に愛されるお店、
つまり人気店にはどんな共通点があるか。
それは、とにかくいろいろなことにこだわっている店!!
ではなく。
先日の
でもお伝えしましたが、
「こだわりが少ない、もしくはない」というお店。
今、頭の中で浮かぶのは3、4件です。
ジャンルはバラバラですが、共通して、
「こだわりとか考えたことなく、とにかく美味しいもの出したい」
とか
「食事って楽しいものだからね、それがうちの店だったらいいな」
ってみなさんおっしゃる。
でもそれでは私も原稿が書けないため(苦笑)
手を変え品を変え、引き出していくわけなのですが、
その中でも「強いて言うならこういうとこを味わってもらえたら幸せだなー」
みたいな感じで、一方的なおしつけが全くないんです。
そして見事に共通してるのが、
原稿についても「お任せしますね」と言ってくださること。
「あー好きに書ける~~ラクチン~~」っていうのではもちろんなく、
相手をプロとして見る、もしくは見ようと思ってくださってる、
その気持ちが伝わってくるんですよね。
でも実際書こうとすると、
私も「あのご主人が納得してもらえるものを書きたい!」と思ってしまうから、
同じく、こだわりすぎると出来が悪いという(苦笑)。
そして、原稿を出した時も同じ反応です。
訂正がほとんど、もしくは全くない。
そこに書いてあることが、真実とずれていないようであれば、
あとは来てもらったお客さんに、どう喜んでもらうかに着目してるからなのかな?
って思います。
人間関係を築く中でも一緒で、
やっぱり信用してくれた方には、信用されようってこっちも自然に頑張りますもんね。
私も常に、好かれるとか人気集めるとかより、信用される人でありたいなーって思います。
もちろん逆のお店もあります。それはまたいつか。