感謝しております
明日は奈良県生駒市で講演会を開催します
先日イスラエルに行ったときの話や、パラレルワールドに次元上昇の話と、盛りだくさんの内容でお届けします
そしてもちろん、最新のワークであなたを未体験の世界に誘います
講演会の詳しい日程や場所はこちらまで
それでは、今日も物語の続きをどうぞ
第四話の最初から読みたい方はこちらへ
第一話はこちらにどうぞ
『しあわせ探偵の事件簿』
第四話:「めがね」②
おっと、それよりこのロールケーキ、貰い物なんだけど、すごい有名なお店のなんだって。よかったら、一緒に食べよ」
「ウッチーは甘いもの、好きなの?」
「うん、好きだよ。ケーキも好きだけど、あんこ系はもっと好きかな」
「私もあんこ系、大好き!私の実家は名古屋なんだけど、小倉トーストなんて、最高よ!」
「あぁ!俺も大好き!後は味噌煮込みうどんも大好き!この間、名古屋に行ったときにモツ入りのを食べたんだけど、めっちゃうまかった!」
「モツ、いいよねぇ!それなら、あそこ、行ったことある?・・・」
いきなり、食べ物の話題で盛り上がった。
お互いに、驚くほど食べ物の嗜好が似ている。
沙由里はとてもうれしくなった。というのも、前の彼が偏食家というか、嫌いな食べ物が多く、食事の嗜好がまったく合わなかったのだ。
一度、彼の家に行って手料理を作ったことがあるのだが、ほとんど手をつけず、挙げ句の果てに彼は「ラーメンが食べたい」と言いだし、具のないインスタントラーメンを美味しそうに食べていた。
その彼は、人への偏見もすごく多く、いつも「あいつはここがダメだ」とか「こいつはここがダメだ」と、人の悪いところばかりを見つけては文句を言っているので、それがイヤになって別れた。
そのときに得た沙由里の教訓は「顔の好みよりも、食べ物と考え方の好みの方が大事」だった。
「食べ物の話題だけで、これだけ話が合って盛り上がれる人って初めて!もっと、この人のことを知りたい!」
そんな気持ちに突き動かされ、沙由里はさらに内ヶ崎のことを知るためにこんなことを聞いた。
「ねぇ、ウッチー、ちょっと聞いてもいい?ウッチーはどうして『しあわせ探偵』になったの?」
「おお、そうだねぇ・・・。ちょっと長い話になるけど、聞きたい?」
「うん、聞きたい、聞きたい!」
「むか〜し、むかし、あるところに一人の少年が住んでいました。名前はウッチー・・・」
「ねぇ、そのくだり、必要?」
「わかったよ。沙由里ちゃんは相変わらず厳しいなぁ・・・。
あのね、俺もちょうど沙由里ちゃんと同じぐらいの時期に、人間関係ですごく悩んでたんだ。
それで、その問題を解決するために『なんかいい本がないかなぁ』と思って本屋に行ったら、ある本が俺を呼んでたの。というか、その本だけがなんか光って見えたんだよ。
思わずその本を買って帰って、帰り道に読み始めたら、もう、止まらない。目からウロコが落ちまくって、人生観が変わるぐらい、ものすごい衝撃を受けたの。それが師匠の本との、まさに運命的な出会いだった。
それからどうしても師匠の元で学びたくなって、このお店にたまに師匠が来るという噂を聞いてやってきたわけ。
そこで師匠の弟子であるここのオーナーと出会い、俺はオーナーの弟子にしてもらって、今日に至るって感じかな」
「なんか、かなり大事な話や聞きたいところを端折られた気がするんだけど、ウッチー自身は『しあわせ探偵』に事件の依頼はしなかったの?」
「したよ。オーナー直々に捜査してもらって、見事犯人を捕まえることができた」
「それで、その犯人は誰だったの?」
「今でもハッキリと覚えてるよ。オーナーは俺の話を一通り聞き終えるとポケットから金札を取り出して、それを両手で拝むように持って真言を呟いた。そしてこう言ったんだ。
『うん。大丈夫。すべての謎はスカッと解けたわ。
あなたのことを苦しめ続けている真犯人。
それは“めがね”ね』」
つづく・・・
明日は奈良県生駒市で講演会を開催します
先日イスラエルに行ったときの話や、パラレルワールドに次元上昇の話と、盛りだくさんの内容でお届けします
そしてもちろん、最新のワークであなたを未体験の世界に誘います
講演会の詳しい日程や場所はこちらまで
それでは、今日も物語の続きをどうぞ
第四話の最初から読みたい方はこちらへ
第一話はこちらにどうぞ
『しあわせ探偵の事件簿』
第四話:「めがね」②
おっと、それよりこのロールケーキ、貰い物なんだけど、すごい有名なお店のなんだって。よかったら、一緒に食べよ」
「ウッチーは甘いもの、好きなの?」
「うん、好きだよ。ケーキも好きだけど、あんこ系はもっと好きかな」
「私もあんこ系、大好き!私の実家は名古屋なんだけど、小倉トーストなんて、最高よ!」
「あぁ!俺も大好き!後は味噌煮込みうどんも大好き!この間、名古屋に行ったときにモツ入りのを食べたんだけど、めっちゃうまかった!」
「モツ、いいよねぇ!それなら、あそこ、行ったことある?・・・」
いきなり、食べ物の話題で盛り上がった。
お互いに、驚くほど食べ物の嗜好が似ている。
沙由里はとてもうれしくなった。というのも、前の彼が偏食家というか、嫌いな食べ物が多く、食事の嗜好がまったく合わなかったのだ。
一度、彼の家に行って手料理を作ったことがあるのだが、ほとんど手をつけず、挙げ句の果てに彼は「ラーメンが食べたい」と言いだし、具のないインスタントラーメンを美味しそうに食べていた。
その彼は、人への偏見もすごく多く、いつも「あいつはここがダメだ」とか「こいつはここがダメだ」と、人の悪いところばかりを見つけては文句を言っているので、それがイヤになって別れた。
そのときに得た沙由里の教訓は「顔の好みよりも、食べ物と考え方の好みの方が大事」だった。
「食べ物の話題だけで、これだけ話が合って盛り上がれる人って初めて!もっと、この人のことを知りたい!」
そんな気持ちに突き動かされ、沙由里はさらに内ヶ崎のことを知るためにこんなことを聞いた。
「ねぇ、ウッチー、ちょっと聞いてもいい?ウッチーはどうして『しあわせ探偵』になったの?」
「おお、そうだねぇ・・・。ちょっと長い話になるけど、聞きたい?」
「うん、聞きたい、聞きたい!」
「むか〜し、むかし、あるところに一人の少年が住んでいました。名前はウッチー・・・」
「ねぇ、そのくだり、必要?」
「わかったよ。沙由里ちゃんは相変わらず厳しいなぁ・・・。
あのね、俺もちょうど沙由里ちゃんと同じぐらいの時期に、人間関係ですごく悩んでたんだ。
それで、その問題を解決するために『なんかいい本がないかなぁ』と思って本屋に行ったら、ある本が俺を呼んでたの。というか、その本だけがなんか光って見えたんだよ。
思わずその本を買って帰って、帰り道に読み始めたら、もう、止まらない。目からウロコが落ちまくって、人生観が変わるぐらい、ものすごい衝撃を受けたの。それが師匠の本との、まさに運命的な出会いだった。
それからどうしても師匠の元で学びたくなって、このお店にたまに師匠が来るという噂を聞いてやってきたわけ。
そこで師匠の弟子であるここのオーナーと出会い、俺はオーナーの弟子にしてもらって、今日に至るって感じかな」
「なんか、かなり大事な話や聞きたいところを端折られた気がするんだけど、ウッチー自身は『しあわせ探偵』に事件の依頼はしなかったの?」
「したよ。オーナー直々に捜査してもらって、見事犯人を捕まえることができた」
「それで、その犯人は誰だったの?」
「今でもハッキリと覚えてるよ。オーナーは俺の話を一通り聞き終えるとポケットから金札を取り出して、それを両手で拝むように持って真言を呟いた。そしてこう言ったんだ。
『うん。大丈夫。すべての謎はスカッと解けたわ。
あなたのことを苦しめ続けている真犯人。
それは“めがね”ね』」
つづく・・・