あ!

 

思わず悲鳴を上げる。。。

 

昨日、台風で飛ばされた紙垂のブログを公開した後、思いがけない珍客が。

 

裏口のドアを開けて、屋敷神様のある裏庭へ出た時のこと。

 

足元で何かがササッと走った。

 

「ひああああっ!」

 

小さな虫でも怖いオイラは、動くものに対し、過剰にビビりである。

 

よく見ると、それは丸々と太った一匹のヤモリ。

 

 

 

驚かせてしまったのは、どうやらお互い様だったらしい。

 

思わず

「ヤモちゃん」

と声をかけると、ヤモリはしばらくこちらを見つめていた。

 

 

そして何かを確認したかのように、くるりと向きを変え、新しく設置したボイラーの裏へと消えていった。

 

ヤモリは「家守」とも書き、古くから家を守る縁起の良い生き物とされている。

 

もちろん偶然と言えば偶然なのだろう。

 

けれど、今回ばかりは少し不思議な気持ちになった。

 

季節外れの台風が紙垂を運び去り、過去の記事を辿る中で「結界の更新」という言葉が浮かんできた。

 

そして、古い設備が役目を終え、新しい設備が据えられた直後、その場所にヤモリが姿を現したのである。

 

もしかしたら彼は、新しい守りの担当として着任したのかもしれない。

 

そんなことを考えていたら、ふと頭の中に声が響いた。

 

「おう、工事終わったんやな。

ほな、これからはこっちも見とくわ」

 

もちろん私の勝手な想像である。

 

けれど、その言葉は妙にしっくりきた。

 

風に運ばれていった紙垂。

 

新しくなった家の設備。

 

そして現れた一匹の家守。

 

偶然の出来事を並べているだけなのかもしれない。

 

それでも私は、自然は時々、人間の理解を超えた方法で語りかけてくるような気がしている。

 

だから今日も、ボイラーの裏で巡回中かもしれないヤモちゃんに、心の中でそっと声をかけるのである。

 

「これからも、ヨロピク」

 

木シルフェ木

オパーリングリーン阿部小百合ルチノー

 

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