先月、タイ航空の機内上映で鑑賞しました。
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「一个勺子」(中国)
2015年に大陸で上映された映画です。
監督主演の陈建斌はこの作品で、
台湾金馬奨の主演男優賞を受賞しています。
この題名の「勺子」は
スプーンやレンゲ、おたま等ではなく、
新疆エリアの方言「傻子(おバカさん)」を指します。
主人公の拉条子(ラー・ティアオズ)は
ある日街中で目にした傻子(おバカさん)に食べ物を恵みます。
そこからこの知能障害の乞食青年は、
いくら追い払っても拉条子の後ろを離れず
彼の家までついて来ます。
拉条子は妻の金枝子(チン・チーズ)と
痩せた土地で農民として
冬は羊飼いをしながらカツカツの暮らしを送っています。
そして、一人息子は犯罪行為で服役中。
6年の求刑を軽減してもらうために
ただでさえ貧乏で大変なのに、
アニキと呼ばれる李(リー)に口聞き料として
5万元(=約90万円)を払っています。
「驯马背骑 好人被欺」という言葉、
この映画でも最近読んだ「红裙」でも出てきました。
「聞き分けの良い馬は乗られてしまうし、いい人はカモられる」
良き人である事と無知である事の違い、
弱肉強食のシビアな中国社会など
なかなか感慨深い作品でした。
そして個人的には、
拉条子が「后宫甄嬛传」の雍正皇帝役だと気付いた瞬間!
妻の金枝子が「最后皇妃」の文绣役で、
この夫婦実際もリアル夫婦という事を知った今!
思わずビックリ!衝撃を受けました![]()
皇帝役とのギャップで気付かなかったのもありますが、
この映画全般の河北訛り、
特に声調の差異がスゴかったのです![]()
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