消したデータは消えていない【きんぱこ教室】 |         きんぱこ(^^)v  

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消したデータは消えていない【きんぱこ教室】


 ここのところ相撲界の八百長問題で騒いでいますね。

 証拠が残らないように携帯電話を壊したり、機種交換をしたり、メールを消したり・・・色々やっています。


 協会の聴取に対しても消極的ですが、当たり前ですよね。

 理事長が「過去には無かった」なんて言ったものだから、当事者からみれば「なんで俺らだけ吊るしあげられるようなことになるんだよ!」と思うはずです。

 だから、「私もやりました」なんて言うわけがない

 しかも聴取を警察にゆだねずに協会だけでやるわけだから、国民は全然納得していないけど、国会議員と違って真面目に追求すると国技そのものが無くなるから、強くは言いたくない気持ちもありますね。


【何も知らないコンピュータ】


 私は昔マイクロコンピュータをやっていたので、多少の構造は理解しているつもりです。

 以外かもしれませんが、

 今のノイマン型と言われるコンピュータは1と0と足し算しか知らないのです。(厳密には足し算というか1を0にひっくり返したり桁を左右に移動させたりということです)

 それだけで、掛け算も複雑な計算も画像処理もやってしまう。

 厳密に言えば、コンピュータが賢いのではなくてWINDOWSやMACOSとかのOSが賢いのです。1と0しか無いコンピュータを人間が分かりやすいように、求めている結果が出せるように頑張っているのはOS(オーエス:オペレーティングシステム)なのです。携帯電話だって携帯情報端末だってそうです。


 だからハードディスクやメモリーの中身は分かりやすく表現すると

 100100101000111101010

 010111011101010101110

 という感じで1と0の羅列でしかありません


 だから、「」という文字をハードディスクに格納すると(わかりやすく書けば)

 」をOSがコードに直す 「あ」はたとえばUNICODEというコードをつかって「3042」に変換される。

 「3042」は16進数というものなので2進数に変換されると「0011000001000010」となり

 ハードディスクやメモリーには「あ」一文字が「0011000001000010」という値で格納される。

 という感じです。



 だから賢いのはOSの解析力で、コンピュータは1と0しかしらないので、「あ」かどうかなんてわかっていない(~~)


 ついでに、WINDOWSでは動くのにMACOSでは動かない・・・というのは

「0011000001000010」

 が、WINDOWSとMACOSとでは解析方法(ルール)が違うからなのです。


【消したデータが消えていない?】


 ハードディスクには1と0で格納されているわけですが、それでは分かりにくいのでわかりやすいように説明します。



① MSワードで

 「こんにちわ

  今回は押し出される形で

  場所後に20渡します

 と書いてタコ関よりヒョットコ関へ.docというファイル名で保存します。

 さらに

 「まいどです

  明日は15の借りがあるのでよろしく。

  来場所は俺が負けます

 と書いてタコ関よりカニ関へ.docというファイルで保存します。


すると、ハードディスクには


0 タコ関よりヒョットコ関へ.doc

0 こんにちわ

0 今回は押し出される形で

0 場所後に20渡します

0 タコ関よりカニ関へ.doc

0 まいどです

0 明日は15の借りがあるのでよろしく。

0 来場所は俺が負けます


 という感じで保存されます(実際は1と0の羅列ですよ)



② ここで

  タコ関よりカニ関へ.docのファイルを消したとします

  すると


0 タコ関よりヒョットコ関へ.doc

0 こんにちわ

0 今回は押し出される形で

0 場所後に20渡します

1 タコ関よりカニ関へ.doc

1 まいどです

1 明日は15の借りがあるのでよろしく。

1 来場所は俺が負けます

 

するとデータの先頭にある0が消したデータだけ1に変わります

 こんな感じで、消したのに削除フラグが立つだけの消去を

 論理削

 と呼んでいます。(本当に消しさるのは物理削除


③この後さらに新しく

 「んちゃーっす

  明日はよろしく。

  もしだめだったら15返してちょんまげ

 と書いてタコ関よりカニ関へその2.docというファイルで保存します。

 すると、


0 タコ関よりヒョットコ関へ.doc

0 こんにちわ

0 今回は押し出される形で

0 場所後に20渡します

1 タコ関よりカニ関へ.doc

1 まいどです

0 タコ関よりカニ関へその2.doc

0 んちゃーっす

0 明日はよろしく。

0 もしだめだったら15返してちょんまげ


 という感じで削除フラグが立っているところに上書きされてゆくわけです。



 データの復旧・解析業者は、この削除フラグや処理履歴(ログファイル)などをみて、復旧解析を行うわけです。

 解析に5日かかったとしたらおそらく30万円から5,60万円ほどもかかると思います。

 上の例でいえば、

1 タコ関よりカニ関へ.doc

1 まいどです

 が残っていますので、カニ関へなにか二度ほどやり取りをしたなということがわかるわけです


(注意)あくまでわかりやすい様に書いてみました。(^^)