私は毎日義祖母と電話で話すよりも、教会の送り迎えをすることにしました。
その方がストレスが少ないと思ったからです。
もちろん、りょうくんは大反対していました。
でも、仕事や家族を理由に代わりに行ってくれるわけでもない。
それなら何も言わないで。
その時の私は、そんなふうに思っていました。
だから妊娠しても生活はほとんど変わりませんでした。
できるだけお腹の赤ちゃんに負担をかけないように、自分なりに気をつけていたつもりでしたが、毎日忙しく過ごしていました。
だなら、お腹が少し痛くなるたびに不安でした。
また失ってしまうんじゃないか。
その恐怖だけは消えてくれませんでした。
そして、ある日。
今まで感じたことのない痛みが突然襲ってきました。
強い痛みだったので、最初はお腹を壊したのかもしれないと思いました。
でもトイレに入っても何も出ない。
お腹の奥がぎゅうぎゅうと締めつけられるように痛くて、脂汗がでてきました。
…もしかして。
私はベッドにもぐり込みました。
お腹を何度もさすりながら、必死に話しかけました。
(赤ちゃん、苦しくない?)
(まだそこにいてね)
(お願いだから行かないで)
返事なんてあるはずないのに、何度も何度も繰り返しました。
祈ることしかできませんでした。
そしてしばらくして。
何かが出た感覚がありました。
嫌な予感がしました。
確認しに行くのが怖かった。
でも、見なくても分かりました。
パジャマが濡れていく。
シーツが赤く染まっていく。
その赤が広がるたびに、頭の中が真っ白になりました。
早く動かなきゃいけないのに、動けませんでした。
病院へ行かなきゃいけないのに立ち上がれませんでした。
ただ涙だけが止まらなくて。
私はお腹を抱えながら、何度も謝っていました。
ごめんね。
ごめんね。
守れなくてごめんね。
↓インテリアとしても![]()

