夫「うん。でも妊娠したんだね。嬉しいよ。」
私「うん、そうだね。最近はもう期待もしてなかったもんね。」
夫「とりあえず安静にして。」
私「おもちいるし、おばあちゃんのお世話もあるから、そんな安静にしてられないけどね。」
夫「おばあちゃんのはいいよ、俺から言っておくから安心して。」
私「言わないで!」
夫「え?」
私「妊娠したことはまだ誰にも言わないで。」
夫「何で?安定期入るまでは家族にもだめ?」
私「流産の可能性が高いって言われてるし、もしそうなった時に何て言われるか分からないもん。」
夫「分かった。じゃあ何て言っておく?」
私「何て言ってもだめでしょう。許してもらえないよ。」
夫「じゃあ、お母さんと同じように腰が痛いってことにしたら?それなら何も言われないんじゃない?」
私「うーん…。診断書持ってきなさいって言われると思う。」
夫「必要ないよ。それは俺から話しておく。」
⸻
りょうくんはそう言ってくれました。
でも、案の定でした。
義祖母が納得するはずもなく、すぐに私へ電話がかかってきたのです。
義祖母「ななこさんも腰痛なんて嘘でしょ。」
私「私、もともと腰痛持ちなんですけど…最近悪化してしまったみたいで。」
義祖母「腰を使うことはさせないから来て。」
私「…え」
義祖母「教会に連れて行ってほしいの。」
私「それだけならタクシーじゃだめですか?お義父様も近くにお住まいですし。」
義祖母「あなたがいいの。待たせても気にならないから。」
私「教会の送り迎えだけでいいんですか?」
義祖母「そうね、あとはななこさんよりシッターさんの方が上手だから。」
私「もう少し考えてみます。腰の様子をみて…」
義祖母「来ないなら、毎日電話しますから!」
電話を切ったあと、しばらく言葉が出ませんでした。
義祖母が施設に入るまで、ずっとこんなストレスを抱え続けなければならないのだろうか。
毎日のように電話が鳴るくらいなら、送り迎えをした方が、まだストレスは少ない気がしました。
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