おはようございます。ニコニコ





今日は夜お友達とご飯食べに行きます飛び出すハート





続きです。




抗がん剤の薬を変えた頃から、

彼女はみるみるうちに弱っていきました。





一緒にモーニングに行った日。

小さなパンをひと口だけ食べて、

「朝、食べすぎちゃったの。」と苦しそうに笑いました。





あまりに少ない量だったので、

「私の前では無理しなくていいんだよ。」と声をかけると、

彼女は少し間を置いて

「本当なの。」と言いました。





その頃から、

抗がん剤以外の治療の話をするようになりました。





友「今の抗がん剤も、効かないと思う。」





私「お医者さんが勧めてるってことは、

効果があるからじゃないの?」





友「自分の体のことは、自分が一番よく分かってる。

癌は、自分の体の声を聞くことが大切なんだって。」





私「それ、何かの本?」





友「そうそう。暇だから色んな本読んでるの。

私ね、丸山ワクチンも始めたんだよ。」





私「そうなんだ。どう?」





友「抗がん剤よりいい気がする。

というか、抗がん剤って体に毒だからね?」





私「毒ってことはないでしょ。」





友「抗がん剤は細胞を壊す薬でしょ。

癌細胞だけじゃなくて、

一緒にいい細胞も壊す。

だから髪が抜けたりするんだよ。

それって、毒を体に入れてるってことじゃない?」





私「なるほどね…。

毒で癌を倒してる、って考え方なんだね。

でも、それくらいの薬じゃないと

癌は倒せないんじゃない?」





友「そんなことないよ。

自然療法で良くなった人、たくさんいる。

Instagramにもいるから、見てみて?」





私「自然療法…。

でも、もし効果がなかったら

癌は進行しちゃうんじゃない?

抗がん剤は一応、エビデンスもあるし…」





友「それが本当かどうかなんて、誰も分からなくない?」





私は、

彼女が間違った方向に進んでしまうんじゃないかと怖くなりました。





だから必死に説得しました。

論理的に、冷静に、

「正しい」と思うことを並べました。





でも、今になって思います。





あのとき彼女は、

正しさを探していたんじゃなくて、

希望を探していたんだと。





眉唾ものだと分かっていても、

信じたくなるほど、

追い詰められていたんだと思います。