今年一作目の読了は白井智之著「人間の顔は食べづらい」です。
これは、ぼて猫さんのブログ「今年読んだ本格ミステリー~」。
これに書かれている白井智之著「人間の顔は食べづらい」のエグイ作品名に惹かれて読みました。
タイトルの「人間の顔は食べづらい」は強烈なインパクトがありますが、
殆ど内容に関係なかったです(残念)。
そして、ホラーではありません。
純然たる本格ミステリーです。
第34回横溝正史ミステリ大賞最終候補作。
因みに「横溝正史ミステリ大賞」全体で読んだ作品は今作で3作品目です。
『世界的に流行した新型ウイルスは食物連鎖で多様な生物に感染し、
爆発的な数の死者をもたらした。
ヒトにのみ有効な抗ウイルス薬を開発した人類は、安全な食料の確保のため、
人間のクローンを食用に飼育するようになる。
食用クローン人間の飼育施設で働く和志は、自宅で自らのクローンを違法に育てていた。
ある日、首なしで出荷されたはずのクローン人間の商品ケースから、
生首が発見される事件が発生する。
和志は事件の容疑者とされるが、それは壮大な悪夢のはじまりに過ぎなかった―。』
角川書店ソフトカバー帯より
最近、エログロの描写が多い作品を続けて読んでおります。
(基本的に本格ミステリーは大なり小なりエログロはあります)
今回もエログロ・バイオレンスがありましたが、
ねちっこさが無くさらっと読めました。
今回は特に何を書いてもネタバレの地雷をまき散らしそうなので怖いです。
踏んだらごめんなさいです。
クローンを使った本格ミステリーですのでどう描かれていくのか大体の予想はつきます。
そして、河内ゐのりと柴田和志という登場人物二人から見た物語が展開してきます。
この展開で〇〇トリックだと予想が立つ。
ぼて猫さんは『健康医学からみて、ある種、致命的欠陥がある。
トリックが成功するわけがない』と書かれています。
ぼくにはこれが何だか分かりませんでした。
その代わりに違う欠点(ぼて猫さんともしかしたら同じかもしれないが)を見つけました。
詳しくはネタバレになりますので書けません。
能力に違和感を感じました。
あと、
ぼて猫さんの『そんな根本的なミスが、些細に思えるほど圧倒的にミステリーなんですが』
と書かれています。
これにはぼくも完全に同意いたします。
残念なのは探偵だと思われた人があっけなく物語から退場したことです。
Amazonレビューでは絶賛と不評が渦巻いております。
好き嫌いが分かれそうです。
もう少し白井智之は読んでみたいと思います。
ぼて猫さんのブログからリブログしました。
ありがとうございます。
*次は森博嗣著「ダマシXダマシ」です。
「Xシリーズ」最終巻です。
どんな終わり方をするのでしょうか?楽しみです。
