法則Ⅱ 病気の原因となる3重のカルマ ~ 「EHの法則と規定」⑤ ~ GPT対㉑ | 神尾学と学ぶ!スピリチュアルの王道

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LAWⅡ

 

Disease is the product of and subject to three influences: 

first, a man's past, wherein he pays the price of ancient error;

second, his inheritance, wherein he shares with all mankind those tainted streams of energy which are of group origin;

third, he shares with all the natural forms that which the Lord of Life imposes on His body.

 

These three influences are called the "Ancient Law of Evil Sharing."

This must give place some day to that new "Law of Ancient Dominating Good" which lies behind all that God has made. 

This law must be brought into activity by the spiritual will of man.

 

 

病気の原因は、大きく2つのレベルに大別できます。

 

1つは、その時点における患者個人のエネルギー状態の中に見出される原因、

もう1つは、患者個人を超えた、より大きな時空間的広がりの中に存在する原因です。

 

『秘教治療』全体の構成を見ると、この区別がよく分かります。

(これに関しては、1月に行ったシリーズ、

「『秘教治療』テキストとエソテリック・ヒーリングの全体像を読み解く」

で論じており、『秘教治療』のテキストの目次は、

⑲霊的進化と病気論を終えて『秘教治療』目次からの新たな展開

に載せておりますので、そちらをご参照ください。)

 

上巻全体は「第一部 病気の根本原因」となっていますが、主要な論点は、

第一章 病気の心理的な原因
第二章 集団生活から生じる原因
第三章 私たちのカルマ的な負債

という3つの章にまとめられています。

 

このうち第一章は、患者自身の意識状態やエネルギー状態に起因する比較的直接的な原因を扱っています。

一方、第二章と第三章は、その個人を取り巻く集団的・歴史的・カルマ的背景を扱っています。

言い換えるならば、

第一章は「直接原因」、

第二章・第三章は「背景原因」あるいは「根源原因」

を論じていると、考えることができます。

 

これと同じ関係が、法則Ⅰと法則Ⅱの関係にも見られます。

 

前回ご紹介した法則Ⅰでは、

「すべての病気は魂の生命が抑圧された結果である」

と述べられていました。

これは病気が現れる直接的な状態、すなわち病気の定義を示したものと考えられます。

 

しかし今回の法則Ⅱでは、

・過去の誤りから生じる個人的カルマ
・人類全体と共有する集団的遺産
・生命そのものが形態に課している制約

という、より大きな3重のカルマ的原因が示されています。

 

つまり法則Ⅰは、

「病気とは何か」

を説明しているのに対し、

法則Ⅱは、

「なぜ魂の生命が抑圧される状態が生じるのか」

を説明しているのです。

 

その意味で、法則Ⅱで示される原因は、法則Ⅰで述べられた状態を生み出している、より深い背景要因だと言えるでしょう。

そして、その中には現在の人生だけでは説明できない、集団カルマや過去から継続するカルマ的要因も含まれています。

 

法則Ⅰと法則Ⅱは別々のことを述べているのではなく、

法則Ⅰが病気の本質的状態を定義し、

法則Ⅱがその状態を生み出す原因の階層構造を説明している、

という関係にあるように思われます。

 

 

さらにこの法則では、2つの段階で作用している法則が示されています。

 

私たちの意識がパーソナリティーから抜け出せない現在はまだ、先に示された3重のカルマによる「罪悪の分かち合いという古代の法則」と呼ばれる法則の支配を受けているわけですが、

霊的意志の発達によって、「『古代からの善による支配』という新しい法則にその席を譲ら」れる、と述べられています。

 

霊的意志とは、霊的トリアッドの一番上のアートマのことですので、これには多くの人が(低位具体マインドー魂=コーザル体ー高位マナスをつなぐ)アンターカラナを構築した後にしか訪れないので、まだかなり先のことになりますが、

しかしそのときには人類が完全に病気から解放される日が来る、ということなのです。

 

これは、あるとき突然そういう日が訪れるということではなく、人類の意識が高まるに従って、徐々に進行していくということで、私たちに大きな希望を与えてくれる法則といえます。

 

 

今回の法則Ⅱで興味深いのは、病気の原因を説明するだけではなく、人類の未来像まで示している点です。

 

多くの病因論は、「なぜ病気になるのか」を説明するところで終わります。しかしこの法則は、その先に「病気を超えた人類の進化の方向性」があることを示唆しています。

 

特に印象的なのは、「罪悪の分かち合いという古代の法則」と「古代からの善による支配という新しい法則」が対比されていることです。

 

前者は、人類が分離意識の中で生きている限り避けられない制約を表しているように見えます。

個人のカルマ、集団のカルマ、そして生命そのものに伴う制限を、人類全体で共有している状態です。

 

それに対して後者は、単に病気がなくなるということではなく、人間の意識そのものが変化することによって、病気を生み出していた根本条件が徐々に解消されていく可能性を示しているように思われます。

 

その意味で法則Ⅱは、病気の法則であると同時に、人類進化の法則でもあると言えるのではないでしょうか。

そして、この法則が示している希望は、「いつか奇跡的に病気がなくなる」ということではなく、人類が意識を発達させるにつれて、病気を生み出す原因そのものが少しずつ減少していくという点にあります。

 

私は、この視点こそが法則Ⅱの最も重要なメッセージの一つであるように感じます。