ろう者でも感じるリズムと踊りの喜び | 手話妖精の隠れ家

手話妖精の隠れ家

・聾魂アーティスト〔デフフラ&手話歌表現者〕
・メンタル士心理カウンセラー
・カードリーディング/ヒーラー〔個人セッション・心のサポート〕

今日、フラのレッスン日だったのですが、10月11日の出演に向けて手話歌の練習も行いました。

 

先日、ウクレレのみちさんが出演できなくなった代わりに、ウクレレで弾いた曲を10月11日に流す予定で、その音源を出演者専用のLINEグループに送ってくださいました。

 

実は、音響アンプがどんなものかも存じておらず、音響関係のテストは、私一人ではできないことです。

 

「できないことはない」とずっと思っていたのですが、やはり主催者の希望に沿うとなると、躊躇してしまう自分を隠せませんでした。

 

しかし、ウクレレみちさんに依頼してウクレレ曲を作ってもらい、さらにリズム指揮をお願いする人もいて、その方の指揮に合わせて踊れる日が来なければ「できない」となるところが、それが実現できたので、やはり「できないことはないんだな」と思いました。縁というものは不思議なものだと感じています。

 

何せ、弾けるウクレレ奏者がいなくて、「いなければいないなりに、他の方法を考えよう」と思っていたところ、初対面の時に声をかけていただき、大変ありがたかったです。

 

LINEグループに音楽データが送られてきたのは私にとって初めてのことでしたが、生まれつきろう者であるため、聴き取ることはできません。代表でもある私がどのようにコメントすればよいか躊躇し「よくがんばりましたね。皆さんどうですか?」と聴こえもしないのにコメントしていたところ、出演者の一人が「練習の時に、聞こえる皆さん、杉さんにリズム等よろしくお願いします」と声をかけてくれてとても救われました。

 

それにしても、ウクレレみちさんが生まれつきろう者の私に対しても構わず音楽データを送ってくださったことに感謝しています。周囲のサポーターがなんとかしてくれると思っていたのかもしれません。

 

今日、まゆさんのリズム指揮を見ていると不思議な感覚に陥りました。

 

ウクレレがどんな音なのか、日本唱歌をどう弾いているのか正直まったくイメージできず、波動のイラストのような動画しか思い浮かびませんでした。ヘッドホンで聴いてみてもよくわかりませんでした。




 

しかし、まゆさんのリズム指揮に合わせて踊ってみると、波動のイラストだけだったものが視野がパッと広がったような感覚になりました。

 

「えっ、リズムって一定に保つものではないの?」

 

まゆさんのリズム、つまりウクレレ曲に合わせて踊ってみて初めて気づきました。

 

スローなテンポがところどころにあっても問題ないの?と思っていたのですが、それが味わいを生むのだと初めて知ることができました。

 

スローになったり速くなったりするリズムの鼓動に惹かれました。スローになると手も体全体も神経が研ぎ澄まされて動き出し、速くなると想いのままに動かせる感覚で、とても気持ちよかったです。

 

つまり、制作してくださったウクレレ曲が本当に良かったのだと私は理解しました。

 

このような感覚は今までにも色々と味わってきましたが、目の前にいるろう者たちとどう共有すればよいか悩み続けてきました。手話歌で意味を伝え、踊る以外に良い方法はありませんでした。

 

まゆさんのリズム指揮も私の意見も取り入れて、臨機応変に対応していただき、大変助かっています。リズム指揮と合わせるまでには意見交換や確認、議論を重ね、ピタッと合った時の喜びは計り知れません。

 

どんな時代でも、やはり目に見える形で人と支え合うことは大切だと改めて感じました。

 

今までの苦労とはまた違った快さがあります。

 

他人のレベルに合わせて踊ることは、自分のエネルギーも奪われ、楽しみも半減します。

 

しかし、解放された今は、本当に心から「とても楽しい!」と思えます。

 

 

今日は本当にお疲れさまでした。

 

支えてくださる皆さんに、心より感謝申し上げます。