いつもダラダラと長いのを書くわたしですが
ちょっと短いのを、さくさくアップしてみよう。
***********
娘のかっぱ子と待ち合わせて
映画を観に行った。
観終わって、中華屋さんで夕ご飯を食べ
いっしょに地下鉄に向かうと
おやおや、あっちからこっちから視線を浴びる。
別にかっぱ子は、特に美人ってわけではない。
ごくごく、十人並みの大学生。
服装だって、モノトーンの長袖とストレートパンツ。
特に露出は多くない。
だけど、普通の女子大生が歩くだけで
たくさんの男が盗み見る。
それも20代、30代の男たち。
そういえば、カウンセラーさんが
ずうっと前に言っていた。
「そのうち、娘と歩くと
娘のほうに、視線が集まるようになるわよ。
で、自分を見る男性は、だんだん年配になっていくの。」
って。
これかぁ。
わたしも男性の視線を感じることはあるけれど
たしかにそれは、中年、老年男性で
若い男性の前では、空気になったみたいだ。
車内で隣の娘を見ると
男たちの視線には気づかないかのように
スマホを操っている。
白くて細い指と、艶やかな長い髪。
愛しく、まぶしく、危うく・・・
娘とは、不思議なもの。
(おしまい)