わたしは夢見ることをやめられない。

 

そういう性分なんだと思う。

 

 

夏に、東南アジアに行くことにした。

以前いた会社の後輩に会いに行く。

 

彼は、もう長年そちらで単身赴任していて

先日、帰国したときに、お茶をした。

15年ぶりくらいに会った気がする。

 

そこから話がトントンと進んで、

よし!行っちゃお~!となった。

同じく、以前いた会社の先輩と2人で。

 

初めての国。

未知の国へ行くと思うと、

おなかの底からワクワクが止まらない。

血が騒ぐという感じ。

 

駐在している彼のように

わたしも外国で、その国の人と働いたら?

と、想像する。

きっと、大変なことも死ぬほどあるに違いないが

人生に飽きる暇のないまま、寿命が尽きる気がする。

本望だ。

 

*******

 

はらぺこくんは、DNAが全然ちがう。

 

未知の場所は怖いし、

今より広い世界を見たいという欲求が

そもそも彼にはない。

 

外へ外へ

フロンティアを追っかけるのが好きなわたし。

はらぺこくんは、そういう意味では

ベストパートナーではないだろう。

 

でも、冒険好きな女の子が

「あー!楽しかったぁ!」って帰ってきて

おひざでゴロンするような

「港」みたいな存在かもしれない。

 

そういう「ベストパートナー」としての

カタチがあるのかもしれないし

 

そうでもないかもしれない。

 

最近、わたしの周りには

引っ張るタイプではないが、怖がりではない男性が

ちらほらと現れる。

 

この駐在員の後輩もそうだけど、

他にも、ひとりで本屋さんを起業している男性などなど。

 

元夫も、そういうタイプだった気がする。

 

寄り添ってくれるけど、冒険するのも好き・・・

そういう男性像。

 

果たして

わたしが社会的な行動も共にできる、

そういう男性があらわれるのか?

あるいは

わたしは、その部分は友人・知人で満たし

帰れる場所の、はらぺこくんがいればいいのか?

 

もっと他のカタチもあるかもしれない。

 

 

夢見る性分が

マグマみたいに出口を求めてうごめくうちに、

なにかが、できていくんだろう。

 

ちょっと怖いし、寂しいのだけど

わたしは、わたしに逆らえない。

 

 

(おしまい)