今月のお題は『プレゼントにまつわる思い出』です。

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高校生だった時の誕生日に、父が詩集をプレゼントしてくれた。
悪筆の父はめったに自筆でメッセージなど書かないのだが、その詩集の1ページ目には『詩の似合う人になって下さい』と書いてあった。

その当時、詩には興味がほとんどなく、小説一辺倒。

小説よりも文字数が少なくストーリー性も乏しい詩に、小説程のお金をかけて詩集を買うこともない、と信じていた。
せっかく贈られた詩集もパラパラとページをめくっただけで本棚へ長い間放置されていた。

それから10年後、20代の後半になり、私は詩集を買うようになった。
『ヨーロッパでは詩人は尊敬されている』という一言を引き金に、詩がいかに言葉の濃厚な香水であるかが分かりかけてきたから。

詩はスピリッツのよう。
コニャックでありウィスキーであり、ジンになったりウォッカのようであったり。
1ページ2ページの短い言葉で酔う。
強い酩酊感や幻覚も伴う。

一人暮らしをしていた頃の事。
寝る前にキャンドルを灯してコニャックを飲みつつ詩集を開いた。
段々と不思議の国へトリップ。
目は回りキャンドルの焔が揺れ出す。
部屋が赤く染まっているようだ。
なんて温いのだろう。
空気も優しく私を包む。
上質の阿片を吸ったら、きっとこういう国へトリップ出来るのだろうなあ、と後から思った。

『蝋燭の焔、コニャック、詩集』であの時ほど上手にトリップ出来たことはないけれど、あの感覚と幻影は今でも覚えている。
願わくはもう一度、いや何度でも。

今年の私の目標は『匂う女になる』事。
20年前に父が私に示唆してくれたような『詩の似合う人』はまだハードルが高いが、10年目標にかかげてみようと思う。

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◆ゲストライター:馬青(ばせい)
SoL -ソル-  ママ&ワイフを楽しむおんなたちのブログ。
「メルヘンで我がままな5歳男子」の母。
36年かけて自分は気が弱い、と自覚中。でも他人は私を頑固者と言う……。
「マダム」とか「セレブ」とか評される事もあるけれど、へー、って感じ。
これは『シャネルのバックとヴィトンの靴が好きなの』って言ってるからかしらん。
今日もママチャリで颯爽と~~~!

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今から10年以上前。20代前半のクリスマス。
仲の良い友人数名と過ごす約束をしていた私は、ちょっと気を利かせて、彼女達のサンタクロースになろうとプレゼントを用意した。

おしゃれなあの子にはマフラー、セクシーなあの子にはガーターベルト、インテリアが好きなあの子には花瓶、フォトフレーム……。友人の顔を思い浮かべながらお店を巡りプレゼントを選ぶのは、非常に楽しい時間だった。

そのショッピングビルでは、お買い上げ金額ごとに抽選のチャンス!という年末恒例の福引があった。昔ながらの、ハズレだと赤玉が出てくる、例のアレである。
友人へのプレゼント購入により数回の抽選チャンスを有していた私は、特に気負うことなく列に並び、ハンドルを回した。

ポトリ。

福引から出てきたのキャンタマ
……ではなく、金色の玉だった。
カランカランカランという鐘の音とともに響き渡る女性係員の歓声。
「おめでとうございま~す!!特賞です!!」

見事、長崎ハウステンボス3泊4日ツアーを当てた。
無欲の勝利とでも言おうか。せっかくなので、これは母へのクリスマスプレゼントとした。

クリスマス当日。
全員ミニスカサンタの衣装を身につけて集合した私達の姿は、道行く人々へ微笑みをプレゼントできただろうか。もしくは苦笑。あるいは嘲笑。
いつものダイナーでみんなにプレゼントを渡し、代わりに私は友人の笑顔と楽しい時間というプレゼントを受け取った。
テンションが上がってテキーラショットを飲みまくってべろべろに酔っ払った友人は、二軒目に行った居酒屋の堀りごたつの中で眠り、ミニスカートから赤いパンツ丸見えの状態でストレートロングヘアにべったり寝ゲロ、それを見て一気にシラフに戻った私達はミニスカサンタの姿で雑巾を持って掘りごたつの中を掃除させられるという、10年以上経った今でも語られるとびきりのネタをプレゼントしてくれた。

みんなにプレゼントをあげるつもりが、私自身が非常に大きなプレゼントをもらった。
情けは人のためならず。

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つい先日オットから言われた言葉。
「僕があげたプレゼント全然使ってないよね」
ドキリ。
「え~……どれのこと~?」
慌ててごまかすと

「時計だって全然してないでしょ?」
……最近、時計自体つけないから押入の奥に入れっぱなし。

「ベルトだってしてないし」
いや、だって、あれデザイン古いし~~~
「髪留めはなくしたの?」
いやいや、それはある!多分……あそこに……
「スカートも履いているの見たことない!」
えっ!!スカートって……ドレダッケ???

そんな会話をしているうちに
「もう、プレゼントやんない!!」
と言い放たれてしまった………………
まぁ当然と言えば当然です。自業自得。

でも出会ってから13年。
何度も記念日や誕生日を繰り返し、頂いたプレゼントも数知れず。

じゃあ、それら全部をありがたがって使ってなきゃいけないわけ???
半ば逆切れしつつ、でもさすがにコレ言ったら今度からホントにプレゼントくれなくなるかも……と言葉を飲み込むのでした。

それにオットの方はといえば、もともと手持ちも少なく、物持ちも良くアタシのプレゼントをありがたがって大切にしているので、何とも始末が悪いのです……

そもそも、微妙にセンスがずれている夫婦。
出来ればサプライズより、一緒に選びに行きたい!
ただのスポンサーになってくれ!とロマンもヘチマも無いことを思ってしまう。

しかし、なぜか自分のセンスが絶対だと信じているオット。
これからは、歴代のプレゼントたちをいかにもいつも使ってます風のコズルい技
と本当に自分が欲しいものをサブリミナル的にちらつかせる技術を習得していきた
いと思います。

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ハーバードの大学院卒でスポーツ万能。ブルーの瞳を持つ彼女は、油田を持つ富豪の妻。そして2児の母でもあった。幼稚園児の息子と、おむつも取れない幼い娘を連れて単身日本に渡り、大学で教鞭をとっていた。
周囲の不安や反対をよそに、まだ情勢が落ち着かなかったカンボジアにも、衛生状態があまり良くなかった時代の中国にも、幼い子どもたちを連れて平気で渡航する。そしてとんでもない人脈を築き上げてくる。まさに天才であった。
世界的なピアニスト、プロスポーツ選手、俳優、政治家、ロイヤルファミリー、研究者、指揮者、芸術家。
彼女の口からは、流し込む赤ワインの量に比例するかのように世界中の有名人の名前が、あふれ出てくる。まるで近所のおばちゃんおじちゃんの話でもしているかのように。圧巻だった。

そんな彼女から、人生最大のクリスマスプレゼントをもらった。
大学を卒業してすぐのクリスマス休暇、アメリカにある彼女の家へのご招待を受けたのだ。
往復の渡航運賃はもちろん、1ヶ月に渡るすべての滞在費、遊興費、おまけにアメリカ横断及び観光という特典つきだ。

ドキドキしながら足を踏み入れた彼女の家は「豪邸」そのものだった。
総大理石の床のエントランスには、クリスマス用にデコレートされた巨大なもみの木。
広いリビングには美術館のようにマイセンの食器があちこちに飾られ、大きな2つのダイニングのシャンデリアの下にはピカピカと銀器が輝く。ランニング可能な巨大廊下の両端はすべてクローゼット。夜ごとのパーティー、ダンス、あめ玉よりも大きなエメラルドやルビー、ダイヤモンド、毛皮、ドレス、観劇、ゴディバのチョコレート、セラーにぎっしりと並ぶワイン、クイーンサイズのベッド、別荘へのバカンス。

広大な敷地の中に設えられた露天のジャグジーで、毎夜赤ワイン片手に浸かりながら星空を見上げ、まったくもって現実感のない世界に陶然となった。ご馳走も、著名人との出会いも、旅先での素敵な経験も、上流階級の社会も、何もかもが新鮮で夢の様な経験だった。

そんな中で私が一番嬉しかったプレゼント。
それは「彼女と過ごす時間」そのものだった。

ベンツの助手席に座りながら、別荘の暖炉の前で、ジャグジーでワインを飲みながら、リビングのソファーに沈み込みながら、あるいはエステの台に寝転びながら。彼女は私に彼女が編み出した人生哲学を語った。
「望み、行動すること」「チャレンジすること」「好奇心を忘れないこと」、そして「常に上を見ること」。

あの日から10年近くがたった今でも、大恩師がプレゼントしてくれたあの冬を思い出すたびに夢見心地になる。そして、今歩く現実の道の不甲斐なさに気がついて、ため息を一つ。
思わす履き古した靴のつま先を見、その瞬間「いやいや、まだまだ!」と小さく呟きながら慌てて空を見上げる、そんな日々。

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「プレゼント」というより、思い出に残っている「お土産」の話。

数年前、友人からタイ旅行のお土産をいただきました。
そのお土産が、コレ。

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一見、何なのかわからない一品ですが、コレは突っ込みどころ満載のおパンティ。

まず、お股はぱっくりと二つに分かれています。
そして、コレを装着する際、シモの毛はどのように処理すればいいのでしょうか。
いや、処理したところでスケスケでお毛毛は丸見えとなってしまいます。
下着としての役目は全く果たさないこのおパンティ。一体どのようなシチュエーションで装着すれば良いのでしょうか。

そんな疑問を持ちつつ、ありがたくいただき帰宅。
家でもこのお土産を眺め、だらしのない私はそのままテーブルの上にコレをポンと放り投げっぱなしに。

次の日の夜。
ピンポーン。突然家のチャイムが鳴りました。
訪ねてきたのは当時付き合っていた彼。
あわわわわ!万が一コレが彼に見つかった場合、私がこのような趣味があると思われたら……、いや、『せっかくだから、コレ着けてよ』なんて言われたらどうしよう!
こんな所で毛の処理を怠ったツケがきてしまうなんて!!

私は咄嗟にテーブルの上に置いてあったコレを、その時履いていたズボンのポケットに押し込めました。

数日後、ポケットにコレが入っていることなんてすっかり忘れてしまった私は、こともあろうにそのままクリーニングにズボンを出してしまったのです。

「あら、ポケットに何か入っていますよ」

と、店員さんがポケットに手を入れ引っ張り出し、コレをピロ~ンと指で摘んでいます。

すかさず彼女の手からガバリと奪い取り、手の中にクシャクシャと丸め隠しましたが、コレがなんだか彼女にバレてしまったかはわかりません。
小洒落たラッピング素材とでも思ってくれていると良いのですが。

そんな思い出深い(?)このお土産ですが、お陰様で未だにタグはついたまま未使用。
タンスの奥で出番はまだかと待っているこのおパンティ。

コレの有効な使い道は出産時しかないと思っています。

いくら出産だからと言って処理を怠ったシモの毛丸出しじゃあ、お医者様にも失礼ってなもんです。
そんな時役に立つのがこのおパンティ。
お股がぱっくりあいているため、下着をつけながらも出産可能という代物です。

出産後はへその緒と一緒に保管するのもいい思い出になるでしょう。

そして私は出産後、『ちょうどお股があいていたので無事恥じらいを保ちつつ出産できました。本当にありがとう』というお礼のメールを、このおパンティの贈り主、cheecoに送るのです。

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