カフェスタッフの離職率問題について | メニューで売上を上げるカフェの作り方|カフェプロデューサー今井一代

メニューで売上を上げるカフェの作り方|カフェプロデューサー今井一代

儲かるカフェと儲からないカフェの差、わかりますか?メニューとコンセプトを変えれば、小さな個人店でも利益は作れる。カフェ現場・レシピ開発・売上改善の経験から、開業前の設計〜開業後の客単価アップまでサポートします。

カフェを経営していると、
避けて通れない悩みのひとつがスタッフの離職率。
 

せっかく採用して、
仕事を覚えてもらって、
少しずつお店にも慣れてきた頃に退職。


また求人を出して、面接して、教育して…。


この繰り返しに疲れてしまっているオーナーさんも多いと思います。
悩む女性と枕

昨今はどの業界も離職率の高さに悩んでいるとは
思うのですが
飲食業界はもともと離職率が高い業界と言われています。


特にカフェは、
華やかに見える反面、
実際は想像以上にやることが多い仕事です。


接客、レジ、ドリンク作成、仕込み、洗い物、清掃、在庫管理…。

小規模店舗であればあるほど、
一人あたりの業務範囲は広くなります。


「カフェで働きたい」という憧れで入ってきても、
理想と現実のギャップで
辞めてしまうケースも少なくありません。


では、なぜカフェスタッフは辞めやすいのでしょうか。

よくある理由としては、

  • 思っていた仕事内容と違った

  • 人間関係が合わない

  • シフトの融通がきかない

  • 成長実感がない

  • 給与と業務量が見合わないと感じる

などがあります。

もちろん給与は大事です。
でも、実際には給与だけが理由ではないことも多いです。
 

時給が多少高くても、
毎回オーナーの機嫌に振り回されたり、
職場の空気が悪かったりすると、人は長く続きません。

逆に、多少忙しくても続く職場には共通点があります。


それは、ここで働く意味を感じられることです。

例えば、

1. 自分の役割が明確

「なんでもやって」ではなく、

  • ドリンク担当

  • ホール担当

  • 仕込み担当

  • SNS更新担当

など、自分の役割があると責任感と居場所が生まれます。


2. 成長できる環境がある

人は慣れたから辞めるのではなく、
これ以上ここにいても変化がないと感じると辞めやすくなります。

  • 新メニュー開発に関われる

  • 発注を任せてもらえる

  • イベント企画ができる

など、少しずつ仕事の幅が広がると定着しやすくなります。


3. 人間関係の安心感

小さなカフェほど、人間関係は重要です。

  • 注意が感情的

  • 人によってルールが違う

  • 古株だけ優遇される

こうした不公平感は離職につながりやすいです。

スタッフは仕事内容以上に、職場の空気感を見ています。


4. 働きやすさへの配慮

特に学生や主婦、副業スタッフは、

  • シフト相談しやすい

  • 希望休が出しやすい

  • 早めにシフト確定する

などの配慮だけでも満足度が大きく変わります。


5. 感謝や評価が伝わる

忙しい現場ほど、できていないことばかり目につきます。

でも、

「今日助かったよ」
「接客すごくよかったね」
「お客様が褒めていたよ」

こんな一言があるだけで、仕事へのモチベーションは変わります。


スタッフが定着するカフェは、
単に居心地がいいだけではありません。

ここで働く価値があると感じられる場所です。

  • 自分の役割がある

  • 成長できる

  • 人間関係が安心

  • 働きやすい

  • 認められている

この積み重ねが、結果として離職率の改善につながります。

売上や集客ももちろん大切です。


でも、スタッフが安定しなければ、
サービス品質も安定しませんよね。


離職率に悩んでいるなら、
採用方法だけでなく
「辞めにくい環境づくり」に目を向けてみることが、
遠回りに見えて近道なのではないかなと思っています。