映画のお話しです。
ノートPCが壊れなかったら、9月にUPしようと思っていた記事ですのよ…![]()
2012年公開の映画、「天地明察(てんちめいさつ)」
この映画、全く知らなかったのですが、
私が占星術を学んだ先生のおひとり、芳垣先生が、
誉めていらっしゃったので視聴。
とてーも興味深かったです。
安井算哲(別名:渋川春海)という、
江戸時代前期の囲碁棋士であり、天文暦学者が主人公。
以前ブログに書いた「世宗大王 星を追う者たち」の中で、
ちょっと物足りなかったな~、という部分を、
実に見事に埋めてくれる作品でした。
ひと言で言うと、「暦を作る」お話しです。
結構Wikipediaの「渋川春海」の項に、
映画のストーリーと重なる部分が記載されているので、
そちらを参照されるとよいと思います。
算哲が生きていた時代、
暦は唐の宣明暦(せんみょうれき)が使用されていましたが、
かなりな誤差が、生まれていたようです。
会津藩主保科正之は、算哲の算術と天体観測の才能を買って、
「北極出地」を命じます。
これは日本全国を廻って、
北極星の高度を精密に測り、各土地の緯度を観測するもの。
その旅を終え、
中国の三大暦の徹底研究と、
日本での天体観測や、正確な時刻の算出。
古い文芸書や公家の日記などに書かれた、
天体に関する記録も調べ、観測と数理による分析を行う。
大変かつ膨大な作業を通して、
日本独自の暦が作られて行く様が描かれています。
「世宗大王 星を追う者たち」でもそうでしたが、
「天地明察」でも、当時の権力と暦が、
大きく関係しているのが分かります。
占星術を学んでいる人には、特におススメの映画でした。
そういば、
映画の中で、「蝕」が重要な観測ポイントとして出てきます。
10月25日は、蠍座新月は日蝕でしたが、
私の書いた新月図の記事の中に、
蝕に関する記事へのリンクを張っています。
そこに、「蝕」は「穢れ」とされていたことに触れています。
この映画の中にも、
囲碁の対局の途中で、日蝕が始まり、
観戦していた将軍家綱が、退席する様子が描かれていますよ。
将軍様も、「蝕」は避けていたのでしょうね。
★映画
★書籍
★文庫本
★コミックにもなっているみたいですね!



