■関口シュンの心理占星術講座「基礎編」の特徴②
占星術にはその時々の星位を記したホロスコープという図があります。
ホロスコープは、10の惑星と12星座サインとハウス区分という3種類のパーツが基本に出来ています。
そのうちの10の惑星の話です。
地球から見た太陽系惑星の並び順は、ただ偶然に並んでいるのではなく、占星術という精神科学では、そこにとても意味深い性質を見出し、惑星ヒエラルキー(階層)と呼んでいます。
(太陽は恒星、月は衛星に分類されるが、その昔から占星術で使う場合は、“空を往くPlanet 惑星”と呼んできた)
ここに載せた惑星の並び順ですが、少しでも占星術を学んだ方は、「おや、水星と金星が逆なのでは?」と思われたかもしれません。多くは<月-水星―金星…>としているからですが、私が<月―金星-水星…>を採用しているのは、二つの大きな理由からです。
一つめは、地球を中心に惑星を見た時はこの順番だからです。
それなのに、なぜ<月-水星―金星…>になったのでしょう。
R・シュタイナーは「その昔、オカルト的には、金星を水星と呼び、水星を金星と呼ぶことがあったので取り違えられた」と説明しています。
そして、シュタイナー教育の根幹を成す並び順では、明らかに<月―金星-水星…>なので私も混乱しましたが、自分の子育てや人間成長プロセスを実際に検証し、多方面でも研究してきたところ、やはり、<月―金星-水星…>を採用することにしたのです。
金星と水星は太陽の二卵性双生児のようなものですから、区別のつきにくいところはありますね。
二つめの理由は、並びはその人間成長プロセスに相応するということです。
<月期>0~7歳頃
人はまず、親の身体をモデルにして、自分のオリジナルボディを7年間ほどで内から形成してゆきます。とりあえずの完成をみるのは、オリジナルボディの最初の表れの永久歯が生える頃です。(生殖器の完成は金星期の最後)
身体を自由に動かせるように発達させながら、心では感情も自由に動かせるようにしてゆきます。
そのためにこの時期は、「身体と心というこの地上を生きるための容れものづくりであり、そこから自由性を育む個性の核づくり」ということになります。
<金星期>7歳頃~14歳頃
身体が出来上がると、そこに付随する五感という感性を楽しみ育てます。
喜び、楽しさ、嬉しさ、美しさや可愛さ、遊び、友愛などのイマジナルな美意識が発達し、身体を生き生きとさせ、一方、心で揺れる感情をなだめたり、救い上げたり、傷を癒し守ろうとはたらきます。
そのため、この時期の学習や記憶は、楽しさや遊びを伴い五感に訴える「芸術教育でなければならない」というのがシュタイナー教育ですね。
7歳から学習が始まるので頭脳を発達させる水星期とするのも理解できますが、本来は快楽原理による感性や身体記憶の発達時期と考えます。
<水星期>14歳頃~21歳頃
こうして身体と心、それを楽しませ守る感性ができてくると、最後の身体パーツである頭脳と各種神経を発達させます。
各種体験(身体と心の体験)によるイマジナルな感性をベースに、脳のシナプスがどんどん伸びて、右脳と左脳のバランスを取り始め、読解力や構成力、論理的な思考方法が身について、それに伴い神経が細かくなり身体技能も発達してゆきます。
まさに、知的能力と技術能力はここからはじまるので、本来は月期や金星期で養った好きな分野で訓練させてゆきたいものです。
残念ながら、現代は好きなことや楽しいことから分断されて、受験勉強でそのほとんどが費やされてしまっていますが…。
こうした<月―金星-水星…>の並び順は、幼年期や児童期、青年期を表わし、そして、その個性の発達をもって、いよいよ太陽期(21歳頃~35歳頃)で個性を開花させるべく、社会に出てゆくのです。
③に続く
2026年6月20日(土)より開講












