昔話の浦島太郎には、こんな要素が含まれています。
①亀を助けたら、竜宮城に連れて行ってくれた。
②竜宮城で乙姫様にもてなされ、3年間過ごして戻ってきたら、元の世界では300年が過ぎていた。
③乙姫様から渡された玉手箱を開けると、煙が立ち上り、老人になった。
良く知られている昔話と、その元となった「日本書紀」や「御伽草子」の記述とでは、玉手箱の意味やエンディングが異なりますが、その話は置いといて、今回は上記①~③について、SF的に考察してみます。
地球外生命体に連れ去られた説
特殊相対性理論では「光速に近いほど時間が遅れる」という現象が説明されており、「浦島効果」と呼ばれています。
つまり、静止した場所では300年間経過していても、その間光速に近い超高速で移動していると、3年間しか経過していない、という現象が、実際に有り得る、という事なのです。
これを踏まえると、②の時間経過が遅くなる現象は、浦島太郎が超高速の宇宙船のような物体に乗って移動していた可能性が考えられます。
そうなると、①は亀型の地球外生命体で、
・地球に不時着して困っていた所を浦島太郎に助けられたので、お礼に連れて帰った。
・地球の調査のため、サンプルとして浦島太郎を連れて行った。
・不測の事故等により地球の生命体を傷付けてしまい、治療のために連れて帰った。
というような可能性が考えられます。
特殊相対性理論の「ローレンツ因子と速度の関係式」から、時間の進み方が1/100になる速度を求めると、光速の99.995%、という計算結果が得られます。
かなり高度な文明ですね。
ただ、この仮説の延長では、③の玉手箱をうまく説明できる仮説が思い付きませんでした。
元の世界の時間軸に揃えるため、老化を進める薬剤を渡したとか、色々な検査をされた結果、最後に急激に老化が進んだとか、色々考えられなくも無いですが、それほど納得感は有りません。
良いアイデアが有ったら、教えてください。
長期間昏睡状態だった説
もう一つは、夢オチとも言える仮説。
いじめられていた亀を助けようとした浦島太郎でしたが、一緒に暴力を振るわれ、意識を失いました。
そのまま昏睡状態となり、寝たきりとなりましたが、夢の中で、助けた亀に竜宮城に案内され、まさに夢のような楽しい時間を過ごしました。
その後、生まれ故郷の事が気になって、乙姫様に別れを告げて戻って来たら、実際に何十年も経っていて、玉手箱を開けた所で夢から目覚めた、という仮説です。
夢の中では短い時間でしたが、実際には老人と言える歳になっていたため、玉手箱を開けたら、いきなり老人になっていた、という状況も説明できます。
あとがき
昔話が空想上のお話ではなく、現実に起こった事かも知れない、と想像するのは楽しいですね。そういう発想が無ければ、トロイの木馬は発見されませんでした。
久し振りに、ワクワクする考察が書けました。