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大年神ーおおとしのかみー
大歳神とも表記。
須佐之男命と神大市比売との間に生まれた御子神です。
神名の名の通り「トシ」は、穀物 ( 特に稲のこと ) なので、
穀物の守護神、稲の稔りの神とされています。
大年神様の悲劇は、過去記事に載せていますので、
割愛させていただくとして、
『古語拾遺』に、こんな話が載っているそうです。
大地主神ーおおとこぬしのかみーが、
農民たちに牛肉を食べさせたところ、
憤慨した大年神が、イナゴを田に放ち、稲を枯れさせてしまった。
大地主神は、神意を尋ねる為、白猪、白馬、白鶏を献上し、
謝罪をしたところ、それに応えた大年神は、
イナゴを駆除する方法を教えた。
それ以後、記念祭では、大年神を祀るようになり、
白猪、白馬、白鶏が捧げられるようになった。
これが各地に広がり、「大歳様」「年神様」として、
祀られるようになった。
という話なのですが、
牛肉を振舞ったことの、何がいけなかったのか、
ちっともさっぱり書かれていません。

古墳時代に大陸から渡来するまで、牛と馬は、日本にいませんでした。
食べられていたのは、鹿・猪・熊・狐・猿・兎・狸・ムササビ・カモシカ・クジラなど。
その数は、60種類以上にもなるそうです。
弥生時代に、大陸から家畜として豚・鶏が渡ってきましたが、
主に食べていたのは、猪と鹿が多かったようです。
大陸から渡ってきた牛と馬は、生活にとても役に立ちました。
特に牛は、農耕には欠かせない存在でしたが、
畜産技術の進んだ現在でも、育つのが遅く、大量の餌が必要な牛は、
育てるのが大変な生き物でした。
稲作国家体制を確立する為に、狩猟で採った肉以外、
特に「牛・馬・犬・猿・鳥」の肉食が、
初めて禁止されたのは、天武天皇の時代でした。
特に、仏教が広まってからは、
基本的に、肉食は禁止されていたようです。

おそらく、こういう時代背景があっての、
エピソードなのでしょうね。
漁業
商業の守護
商売繁盛
家内安全
ここからは亜紀がお送りします。
大年神。
背が高くて体格のいい無口な感じ。
お正月にお迎えする神様ですね。
家をきれいに掃除して、
床の間に鏡餅を備えて、
それを依り代としてお迎えする神様。
すごく生真面目な感じがします。
お願い事をするとすれば、
それは何のために願うのか。
日々平穏に過ごすという、
実は最もありがたいことを
様々なお陰を持って生きている、
さらにそれより望むものとはなんなのか。
とか。
問いただされそうです。
言葉少なくね。
そして、返答によっては願い事は聞いてもらえない。
と、言うよりも、
聞かなかった風にスルーされそうです。
神様もいろんな個性の方がいますね。
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