諸説あり! | 花咲く祈りの寺☆清瀧寺

花咲く祈りの寺☆清瀧寺

山号を雲光山、院号を華蔵院、寺号を清瀧寺といいます。
平安時代、大同2年(807)の創建と伝えられています。
茨城県南部守谷市、鬼怒川のほとりに建ちます。
境内は四季折々様々な花が咲き乱れる、総合霊場が特徴の寺院で『花咲く祈りの寺』です。

おはようございます。


連休中は、ご遠方にも関わらずご参拝いただき、感謝しておりますm(__)m

本日も時間が合えば涅槃図の絵解き(解説)をしております(ー人ー)


涅槃図の絵解きで、諸説ある登場人物がいますので、まとめたいと思います。




◎お釈迦さまの足を触る人物

お釈迦さまは、涅槃に入られた際に光り輝いたとされていて、その尊いお姿からお釈迦さまに触れる方はいなかったのですが、おひとりだけ特別に足に触れることが出来たとされ、諸説あります。


①スジャータ説

スジャータは、お釈迦さまが苦行をされた時に乳粥を施し、お釈迦さまを支えた村娘で、入滅の際に会いに来られ、スジャータのみ過去の善行から触れる事が出来たとの説があります。


②スバッタ説

お釈迦さまは入滅の間際、最後の弟子をおとりになり、最後の弟子・スバッタがお御足に触れたとする説があります。


③毘舎利城の老婆説

毘舎利城に住む100歳の老婆がお釈迦さまを探す旅をしていて、出会えた時はすでに涅槃に入られた後でした。

100歳の老婆の善行から、足に触ることができたとの説があります。

またこの老婆は魔女で、お釈迦さまの涅槃を穢そうとしてやって来たのですが、あまりにもお釈迦さまが神々しく、触れた瞬間に穢れが祓われ成仏されたとも言われております。

さらに、気を失った阿難尊者に妙薬を塗り助けたとも言われ、説や謎の多い老婆です。





◎摩耶夫人一行を先導する人物

涅槃図では、忉利天から降りて来られる摩耶夫人一行を先導する人物が描かれていて、諸説あります。


①阿那律尊者(あなりつそんじゃ)説

お釈迦さま入滅のショックで気を失った阿難(アナン)に冷水をかけ、起こしたのが天眼がある阿泥樓駄(アヌルッダ)とされ描かれています。

阿泥樓駄はそのあと天眼の力を使い、天界に登り摩耶夫人に知らせ、先導されたとの説があります。

涅槃図の絵解きでは阿難を介抱している僧を阿泥樓駄、摩耶夫人を先導している僧を阿那律として呼び方を変えます。

そのため、涅槃図には1人2役で描かれていて、このような手法を『異時同図法』といいます。

錫杖を持っているのは、錫杖の力で天界と人間界を行き来するためだそうです。

お地蔵さまではないと言われるのは、涅槃図の他の諸菩薩が金色ですが、この方は金色ではなく描かれているからだそうです。


②地蔵菩薩説

お地蔵さまの経典には、摩耶夫人のいる忉利天へ行き説法をされた事が記されていて、涅槃図の人物の持物も地蔵菩薩の錫杖となっていることから、地蔵菩薩とする説があります。

六道を行き来できる地蔵菩薩だからこそ、摩耶夫人の忉利天へ呼びに行けるともされております。

また阿那律尊者なのだとしたら、同一人物である阿泥樓駄と着物が異なるなどの理由もあります。


このように涅槃図の絵解きでは諸説あり、どの説も可能性があるので、当寺院ではできるだけ多くの説をご紹介しております。



《猫入り涅槃図・御開帳》

開帳期間・3月25日まで

拝観時間・午前9時〜午後5時まで

拝観場所・清瀧寺本堂、右の間

限定御朱印有り


◎絵解き不可の日時について!

下記の日時は拝観は可能ですが、絵解き(解説)が難しくなります。

25日・終日

どうぞご了承くださいませm(__)m


◎諸注意

撮影はフラッシュ無しで可能です。

時間が合えば涅槃図の解説(絵解き)を行っております。

拝観料はいただいておりませんので、どうぞお気軽にご参拝くださいませ。