天の神々☆ | 花咲く祈りの寺☆清瀧寺

花咲く祈りの寺☆清瀧寺

山号を雲光山、院号を華蔵院、寺号を清瀧寺といいます。
平安時代、大同2年(807)の創建と伝えられています。
茨城県南部守谷市、鬼怒川のほとりに建ちます。
境内は四季折々様々な花が咲き乱れる、総合霊場が特徴の寺院で『花咲く祈りの寺』です。

おはようございます。


連日、涅槃図の絵解き(解説)をさせていただいていおります。


昨日の沙羅双樹の話しに続き、本日は涅槃図に描かれている天の神々についてです。





◎梵天(ぼんてん)

仏法守護の神々の中で『帝釈天』と『梵天』は『梵釈(ぼんしゃく)』と称され、位の高い神さまとなります。

梵天、帝釈天ともに涅槃図では、女神のような容姿で描かれています。

梵天(ぼんてん)は、バラモン教では、宇宙の創造神となります。
帝釈天と共に仏教を守護する十二天の一柱です。


◎帝釈天(たいしゃくてん)

お釈迦さまの正面に座す、3つ目の神さまが帝釈天(たいしゃくてん)です。
帝釈天は、インド最古の聖典『リグ・ヴェーダ』では、神々の王で太陽神や雷神とされています。
仏教を守護する十二天の一柱です。


◎乾闥婆(けんだつば)

(阿修羅の左隣)

獅子の冠をかぶっています。

空中に棲む精霊で、香を食べる神さまなので、食香や香神とも呼ばれています。



◎阿修羅(あしゅら)

3つの顔と、6本の腕があり、肌が赤い神さまです。

両手に赤と白の玉を持っていますが、これは、太陽と月の光りを表現しています。

お経では、阿修羅が太陽に手をかざすと日食が起こり、月に手をかざすと月食が起こるとされ、阿修羅は、太陽や月の光りを操る力があるようで、涅槃図では太陽と月の光りを集めてお釈迦さまを照らしている様子と言われています。

ちなみに、涅槃図で阿修羅は、後方や最後尾にいることが多いのですが、清瀧寺の涅槃図では、最前列に描かれていて、珍しいようです。


◎迦楼羅(かるら)

鳥の冠をかぶった姿で描かれています。

悪龍の災いを防ぐ天空の鳥の神さまです。


◎緊那羅(きんなら)

人とも人でないとも言えない者という意味の人非人(にんぴにん)とも呼ばれます。

美しい声の持ち主で歌の神さまです。

お経によっては、一本の角がある神さまとされていて、清瀧寺では、一本角の神さまを緊那羅としています。


◎摩喉羅(まごら)

(阿修羅の右)

蛇の冠をかぶっています。

大蛇に由来する音の神さまです。


◎五部浄(ごぶじょう)

象の冠をかぶっています。

自在天子・普華天子・遍音天子・光髪天子・意生天子の五部尊を合わせた名称とされています。

象の冠をかぶる神さまを緊那羅とすることがありますが、清瀧寺の涅槃図には、一本角の緊那羅が描かれているため、象の冠の神さまを五部浄としています。


象の冠の神さまを五部浄とし、一本角の神さまを緊那羅とする例は、奈良の興福寺さまの天龍八部衆に見られます。


◎韋駄天(いだてん)
韋駄天走りという言葉で有名な足の速い神さまで、お釈迦さまの仏舎利を護った神さまです。

また、韋駄天が走り回って食べ物を集めたことから『御馳走様』という言葉が生まれたそうです。


◎大自在天(だいじざいてん)

大自在天(だいじざいてん)
摩醯首羅王(まけいしゅらおう)
摩醯湿伐羅(まけいしゅばら)
湿婆神(しばしん)など様々な異名があり、ヒンドゥー教において重要な神さまです。




《猫入り涅槃図・御開帳》

開帳期間・3月25日まで

拝観時間・午前9時〜午後5時まで

拝観場所・清瀧寺本堂、右の間

限定御朱印有り


◎拝観不可の日時について!

下記の時間帯は、本堂にて法要が入っているため、拝観と絵解きが難しくなります。

3月22日・午前中

上記の日は、午後からの拝観をオススメしております。


◎絵解き不可の日時について!

上記の拝観不可の時間帯に加え、下記の日時は拝観は可能ですが、絵解き(解説)が難しくなります。

25日・終日

どうぞご了承くださいませm(__)m


◎諸注意

撮影はフラッシュ無しで可能です。

時間が合えば涅槃図の解説(絵解き)を行っております。

拝観料はいただいておりませんので、どうぞお気軽にご参拝くださいませ。