現在は様々な価値観が
再構築されている渦中にあり、
その過程として
時に極論が支持され
そしてその極論に対する
反動が起き、次にその
反動に対する反動が起き、と
振り子のように基準を
あっちに揺らし
こっちに揺らしして、そうやって
落としどころを探している時代だと
私は認識しています。
ドイツの州議会選挙で
極右政党AfDが
これは結局のところ
約10年前のメルケル独首相の
反動だと私は考えています。
2015年の難民危機の際
メルケル首相は人道的観点から
多くの難民を国内に受け入れ
国際社会から喝采を浴びました。
その頃に私は
とあるドイツ出身の
若者(歴史学専攻)と
話をする機会があって
「君の国は思い切った
決断を下したね、非常に
人道的な国である印象を
ドイツは世間に与えたね」と
言ったところ、その若者は
まさに冷笑、といった
笑い方をして硬い声で
「見ていてください、これで
僕の祖国は壊れていきますよ、
メルケル氏は
今は評価されていても
後にはドイツを壊した人間として
教科書に名前が載りますよ」
政治的には割とリベラル寄りな
印象だった彼のこの発言に
私は割と驚きまして。
その後に『ケルン大晦日
集団性的暴行事件』が起き、
私は彼はこういうことを
言っていたのか、と
当時思ったのですが、
もしかすると彼が本当に
言いたかったのは
10年後20年後の
ドイツの社会、人心というもの
だったのかもしれません。
移民問題は英国にとっても
他人事・対岸の火事では
済まない話で、不法移民が
ボートに乗ってフランスから
イギリスの海岸へ
侵入を図るのはもはや日常、
この週末はそうしたボートが
いつもの(というのは
語弊のある言い方ですが)
ドーバー周辺ではなく
もっと南のハンプシャーの海岸に
移民140人を運んだことが
ほら、ドーバーは今
取り締まりが
厳しくなっているから・・・
それでなんでも報道によると
このボートはフランスを出た後
「万一何か起きたらアレだから」と
その後10時間仏救助艇が伴走、
イギリス領海に達してからは
英救助艇が港までご案内。
ニュースをラジオで聞いた
わが夫(英国人)は
「つまり英仏両国は
不法移民をエスコートして
ハンプシャーに案内したとも
言える事態ですよね、これは」
「・・・いや、ボートが
イギリス領海に入る前に
どうしてフランス側は
ボートを止めなかったんだ?
ボート問題、英仏間で
協定が結ばれていたよな?」
「水上でボートを停止させるのは
危険だったという説明ですね」
・・・バーナム英首相は
訃報移民抑止政策を
掲げていると思ったんですけど・・・
英国においては
合法移民という身の上である
私としては、ここらへんで政府に
びしっとした対策を
打ち出して欲しいんです、
さもないとこのあと絶対
「もっと移民問題に
厳しい姿勢を見せる政党に
力を与えよう」ってなって
『不法移民』だけでなく
『移民全般』を追い出そう、
みたいな政策を掲げる政治家が
人気を集めてしまうかも
しれないじゃないですか。
スペインのセウタの
ニュース映像、皆様も
ご覧になりましたでしょ。
セウタの住人に今
アンケートを取ったら
反移民派が絶対的大多数に
なると思うんですよ。
・・・でも同時に
現代の人権教育を受けた身としては
自国内での生存が難しく
他国に避難する人々のことを
軽々しく否定するのはアウト、
という気持ちもありますし・・・
ただとりあえずの策として
『ボートで不法入国を
図る人間は一律犯罪者扱い』と
英国は宣言しても
許されると思うんですよね。
そうでもしないと
これは止まらないと思うんですよ。
このままにしておいては
弱い人間はさらに搾取され
命を落とし
悪い連中の私腹は超えていく。
とりあえず移民問題は
かなり『自分ごと』な私です。
なおセウタが大混乱に陥る中
スペインのサンチェス首相は
優雅に休暇をとられました
これは・・・
なかなかできることでは
ないですよね・・・
いや私は要人・政治家にも
休暇・休養は必要とは思いますよ?
でも仮にも一国の宰相だったら
たとえ敵対陣営に
「人気取りだ」と
罵られようともここは
「休暇はキャンセルします、
国のためです当然です」くらい
言うのが・・・ねえ・・・
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