我が家の近くの丘にも
子羊の姿が
目立つようになってきました。
子羊前線の到来です。
(羊の出産には
『春らしい陽気』が
大切なため、各地の羊飼いは
長期天気予報から
逆算して出産時期を決める)
(故に英国ではまず南部から
羊の出産シーズンが始まり
それがだんだん北上してくる)
子羊は母羊の母乳で育つのが
理想的ではあるのですが
母羊によっては
育児に興味がなかったり
三つ子を産むと
乳首の数が足りなかったり
乳首の数は足りても
母乳が出にくかったりで
そういう子羊は羊飼いが
哺乳瓶でミルクを
飲ませて大きくします。
こういう子羊のことを
『ペットラム
(Pet Lamb)』と呼びます。
先日とある羊飼いの家に
届け物をしに行ったら
ちょうどそういう子羊に
食事を与える時間で
なんとそうした授乳風景を
見せていただけることになり。
納屋の片隅に柵で
10個ほど囲いが作られており
9個の中にはそれぞれ
母羊と子羊がいて、
残り1個の中に子羊が!
オレンジ色の保温電灯の
灯りに照らされる
小さきメエメエたち、
その数およそ10匹。
羊飼い氏は子羊を1匹抱えると
あらかじめ準備してあった
哺乳瓶を口に加えさせ
すると子羊はチュパチュパと
音を立ててミルクを飲みだす。
もうね・・・
脳天の毛が逆立つほど可愛い。
(あまりの可愛さに
『たとえ』のセンスが
おかしくなっている)
それでですね!
子羊にしばらくミルクを
与えていた羊飼い氏は
「よし、この子は
飲みっぷりがいい」と呟くと
「はいじゃあNorizo、
この子のことヨロシク」と
子羊を私に託してきてですね!
ええっ!
そんな突然、
困るなあ、
いいんですか?
私は今日こういう作業用じゃない
お洒落着を着て来ちゃったんですけど
哺乳瓶はどれを使えばいいですか?
子羊を抱っこするのは
怖かったため(最近腕力に
自信がなくてですね、
万一落としちゃったら
どうしよう、と)私は地面に
屈みこみ子羊に哺乳瓶を見せて
「ほーらこっちおいで」
生まれたてとはいえ動物には
生存本能ですとか
危険に対する警戒感が
備わっているものです、子羊、
明らかに私のことを
疑う目つきで躊躇を見せる。
しかし空腹には勝てなかったのか
ある瞬間に意を決したように
哺乳瓶の乳首に口を寄せ
わあああ~!
子羊が私の哺乳瓶から
ミルクを飲んでいるよお~!
無心だよお~!
なんかもうあっという間に
「この人怪しくないよ、だって
ミルクくれるもんね」状態になって
ぐいぐい体を寄せてくるよお~!
・・・控えめに言って天国でした。
しかしこれは天国の
入口に過ぎなかった、
子羊天国の神髄は明日に続く。
授乳中は両手がふさがって
写真どころではなかったため
こういう『人の手による授乳』が
必要ない健康な母羊と子羊の姿を
画像として添付いたします
子羊は・・・
いいねえ・・・
メエメエ
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