夫(英国人)の

仕事に合わせて

一緒に遠出をしました。

 

夫が働いている間は

愛犬アーシー(黄色大犬)と

時間を潰さねばならない。

 

曇り空の午前中、

約2時間半何をするか。

 

近くにある山というか丘に

散歩に行くことにしました。

 

こちらの山、以前も一度

登ったことがあって

その時は往復で

4時間かかった記憶です。

 

ところどころ

洒落にならない急斜面で

山頂は風が強くて

風景を楽しむどころではない。

 

まあ山頂まで行かずとも

適当なところで

引き返せばいいか、と

駐車場からまず

徒歩で登山口まで移動、

これが結構な急坂45分。

 

持ち時間2時間半のうち

すでに45分が経過、

案内板によると山頂まで

行って帰って

2時間が目途とのこと。

 

ここから駐車場に戻るのに

45分は見たいから

よし、山頂まで行くのは無理だ、

30分くらい歩いたところで

くるっと引き返して来よう、と

山道を辿り始めました。

 

スコットランドの冬なので

当然足元は濡れていて

岩場は滑るし草部分はぬかるむ。

 

風が強くなかったのが

幸いだったのですが

だいたい30分歩いたところで

ふと上を見上げると

・・・山頂に置かれた

記念碑みたいなものの影が

遠くに滲んで見えてですね。

 

私はこの錯視を知っている、

前回嫌と言うほど痛い目を見た、

記念碑が見えたからもう

山頂はすぐそこだと思って

歩いていくと登って降りての

急坂が何度も

何度も繰り返されるのだ、

よーしその手は食わないぞ、

でもあと10分歩いてみたら

かなり山頂に近づけるのでは・・・

 

で、追加で10分歩いたところで

前から完全登山装備の

女性がやって来たので

「こんにちは、山頂まで

ここからどのくらいですか」

 

「あと少し!ほんの少しよ!」

 

「登山する人は皆さん

それを言いますけど

正直なところ

あとどれくらいですか」

 

「まあね、ここからちょっと

さらに坂道が急になるけど

登って降りて登って、で到着よ」

 

それでほら・・・

 

私は根が吝嗇じゃないですか。

 

ここまで来て引き返したら

それは色々勿体ないなって・・・

 

というわけで

山頂を制覇しました。

 

登山口からちょうど

45分かかりました。

 

で、もう時間が足りないので

下山は速足、登山口まで30分。

 

そこから駐車場まで30分。

 

下り坂は速度は出ますけど

脚に負担がかかりますね。

 

ともあれ山頂から私は

仕事中の夫に

写真を送ったのですが

夫は会議の

休憩時間にそれを見たそうで

「驚きました。まさか

山頂まで行くとは。

いや本当に

写真を二度見しました」

 

「あそこまで行く気は

なかったんだけどな、

犬が嬉しそうだったのと、

 

黄色い犬が芝生の上で転がっている

 

あと山頂を見ちゃうと

あそこまで行きたいって

つい思っちゃうよな」

 

私の言葉に夫は目を輝かせて

「・・・君はとうとう

それがわかったんですね!

その気持ちが人が山に向かう

理由の第一歩ですよ!」

 

「いや違う、これは

コンコルド効果だ、ほら

損をするとわかっていても

それまで投じた時間や努力を

無駄にするのが嫌で

行動を継続しちゃうっていう」

 

「エールフランスはあれで

大打撃を受けたんですよね・・・

でも君の場合は山頂制覇という

成果を出したんだから

コンコルド効果は違うのでは?」

 

とりあえず今の私は

足の中指が痛いのですが

これを損失と考えるべきなのか

悩んでいるところです。

 

 

往復で約10キロ

標高差は400メートルでした

 

山道で出会う人は皆

割と本気の登山服か

運動服を着ていて

普段着にお洒落バッグを

肩にかけていた私は

悪目立ちしていたと思います

 

お帰りの前に1クリックを


ヨーロッパランキング