というわけで私は

もしかすると近々もう一度

手術を受けなくては

ならないらしいです・・・

 

当ブログは怪我・病気ネタを

積極的に笑いの対象に

持って行きたい姿勢を

基本としているのでございますが

正直この件に関しては私はまだ

怖気づいているところがあり。

 

それは何故かと尋ねたら

・・・そっちの手術を担当して

くださるらしい先生がさ、

そのニュース(『Norizoさん、

あなた近いうちにもう一度

手術しないとですよ』)をさ、

私の今回の手術の翌日

体中に管をつけて

身動きもほぼままならず

当然のように

酸素マスクも装着中の

精神的にも肉体的にも

これ以上というかこれ以下は

弱れないほどに弱っていた私

突然告知してきてくれてですね。

 

そもそも私は自分に

持病があるのは知っていて、

これまでも何度かお医者から

手術の選択肢を

提示されてきたのですが

前回手術の後にこの

一大癒着と腸捻転体質を

手に入れてからは

身体を切ることにどうも及び腰で。

 

(私は術後に癒着を

起こしやすいらしいのです)

 

その前提で今回また

腸が閉塞し仕方ない、

開腹手術だ、となった時

私の持病のほうの専門医が

手術開始数時間前にやって来て

「どうせお腹を開くんだから

ついでに持病のほうも

治療しちゃいましょうよ。

開腹手術の結果としての

癒着の可能性は同じだし」

 

まあそれはそうですね、と

手術同意書を書き直し、

だから私は術後にICUで

意識が戻った時に

きっとそっちの治療も

終わっているものと

思っていたんです。

 

ですからこの専門医の先生が

顔を見せてくださったときに私は

お礼を申し上げたんですよ。

 

しかしその言葉を受け先生は

「それがさー、結局僕は今回

手術室で何もしなかったんだよー」

 

「・・・それは私の持病の

状態が改善していた、という?

(酸素マスクの奥から

絞り出すような声で)」

 

「違う違う!逆!

いや、君の問題については

僕もちゃんと下調べをして

わかっているつもり

だったんだけどさ、

いざお腹を開けたら

これが想像以上!

腸捻転の処置が終わってから

僕の担当するほうの施術を

始めるつもりだったんだけど、

君の病巣があまりにも大きくて

・・・あ、君、知っているよね?

自分の抱えている問題の大きさ

 

「・・・聞いています、かなり

大きいらしいですね

(マスクの下で浅く呼吸をしながら)」

 

「もうね、大きい(Big)なんて

もんじゃない、巨大(Huge)、

マッシブ(Massive)、まさに

あれはモンスター(Monster)!」

 

「モ・・・」

 

 

 

 

「まあやれば出来ないことも

なかったんだけど、

そうするとその結果として

君はかなり血を失ったろうし、

あ、勿論輸血の準備は

あったんだけどね、

見切り発車をするには

危険な状態だったんだよね。

完全に当初予定と違う

手術になっちゃうというか!」

 

繰り返し申し上げますが

この時私はほぼ仮死状態

 

 

人間お腹の切り取り線が

まだ生乾きで深呼吸さえ

満足にできない状態の時に

あんまりその・・・次の手術、とか

体内にモンスター級の

病巣アリ、とかそういうことは

考えたくないっていうか

想像したくないっていうか!ね!

 

しかし私の反応の悪さ

お医者様ったらどう受け止めたのか

先生はそこから熱を持って

わが病巣がいかに大きくあくどいか、

その手術がどれだけ

困難を極めるか、しかしその

難しい手術を成功させる

手腕と自信が何故それでも

自分にあるかを

イキイキと語ってくださり・・・

 

大丈夫!前もって病巣の位置を

MRIで確かめておいて、それを

さらにお腹を開いた後に

視認しながら切除箇所を

決めていって、うん、かなりの

出血は避けられないけど

それでも一番出血量が

少なくなる方法を探すから!

でも一番難しいのはそれだけの

血が流れる中でどうやって

切除箇所を確定するかなんだけど

それはいい案がいくつかあるから!

 

ドクター・・・あの・・・

 

ありがとうございます、

そんなに色々考えてくださって・・・

 

でもお願い、黙って、今は。

 

お医者様がお帰りになった後

秘かに『そんな手術は受けまい』と

決意を固めた私でございました・・・

 

共存共栄の精神で

病巣とも仲良く生きていこう・・・!

 

しかしその後、日を改めて

今度の執刀に立ち会った

補助の外科医、みたいな方が

私の様子を見に来てくださった時に

なんか本当に底意のない笑顔

「早く元気になって

持病のほうの手術を

受けられるといいですね」

 

「あの、その件ですが・・・私、

このままそっちの手術をしないって

選択肢はないもんでしょうか。

いや、私はどうも切り張り手術の後

癒着を起こしやすいみたいなので。

癒着からまた腸捻転、とか

本当にもう懲りていますので」

 

「・・・僕もあなたのお腹の中を

今回覗き込みましたけどね、

病巣をあのままにしておいたら

あれはあれで腸捻転の

引き金になりますよ」

 

何ですかその

前門の虎後門の狼状態の

私のお腹の内側は。

 

「・・・私はてっきり昔の手術の後に

出来た癒着だけが腸捻転の

原因なのだと思っていたのですが」

 

「癒着したところを

大きくなった病巣が

さらに押しているんです。

だから腸捻転を避けたいなら

手術を受けるべきですね」

 

・・・今回の腸捻転で私は

体重を6キロ失ったじゃないですか。

 

で、私は結構頻繁に

腸を捻転させるじゃないですか。

 

あと10回手術を要するレベルの

腸捻転を起こしたら私は

なくなってしまーう、みたいな・・・

 

なくなってしまーう、元ネタ:

 

 

まあ最近体調も回復してきまして

私は当時ほど悲観的では

なくなっているのですが

でも次の手術が

待ち遠しいかといえば

そんなことはあるわけがない。

 

私の悪運にも限りがありますし・・・

 

でもお腹にロシアンルーレットを

抱えてじわじわなくなってしまうのは・・・

 

世の病者の皆様、

お互い頑張りましょう。

 

しくしく。

 

 

ドクターがさー

 

悪い人じゃないんでしょうけどさー

 

私の病巣の詳細を

説明してくださる時に

もう私の腹から目が

離せなくなって

いらっしゃるご様子でさー

 

まあ気持ちはわかります、

草むしりとかそういうのって

「何故こんなになるまで

放っておいたんだ!」みたいな

惨状を呈している戦場ほど

挑み甲斐がありますものね

 

でももう一手術か・・・

 

ちょっとそれはなあ・・・

 

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