花や動物に触れる日々は

それはそれで素敵なものですが

(たとえ『花に触れること』が

『ミミズと親睦を深める作業』と

同義であっても)

(そして『動物』がすなわち

おっさん』を意味していても)

元・都会人としてたまには

街中で最新風俗にも触れてみよう、と

スコットランドの首都エジンバラ

(Edinburgh)に行ってまいりました。

 

(ところで『エジンバラ』って表記は

もうちょっと古い感じですかね?

『エヂンバラ』まではいかなくとも・・・

やはりここは『エディンバラ』を選択すべき?)

 

まあ用事の合間にそこらを散歩して

時間潰しをしたって話なんですが、

せっかくなので高級デパート

『ハーヴェイ・ニコルス(Harvey Nicoles)』を

覗いてみることにいたしました。

 

服飾業界のことは今も昔も

よくわかっていない私ですが

値段設定と雰囲気から推察するに

たぶんここがエジンバラにある

百貨店内では等級として

『最高級』なのではないかと。

 

商品の陳列にも空間的な余裕があるし

従業員は玄人的お上品さを極めているし

あと何故かどの階のどの区画に行っても

もれなく『いいニオイ』がするんですよね・・・

 

 

しかし店内は日曜日というのに

割と閑散としておりまして

これはちゃんと採算が取れているのかしらと

ひっそり不安になった私でしたが

後から夫(英国人)に尋ねたら

「日曜日というのは英国では基本的に

買い物に行く日じゃありませんからね」

 

「日曜日に買い物をしないなら、

人間、いつ買い物をするんだよ」

 

「平日とか土曜日じゃないですか?

日曜日は教会に行って休息するのが

原則なんだと思いますよ。僕も

そういうのはよくわかりませんけれど」

 

さてところで当ブログを

長くお読みの皆様は

すでにご存知のことと思われますが

私は大の買い物嫌い。

 

もうこれは子供のころからの筋金入り。

 

でもね、人間、いくつになっても

苦手を克服する心は必要と思うんです・・・!

 

そんなわけで丹田に力を込めて

全力で『楽しいウインドウ・

ショッピング』を試みた私です。

 

「きれいなお洋服を眺めると

心がウキウキしますよね!」みたいな暗示

強烈に己にかけつつ(ほとんど呪詛の域)

背筋を伸ばして薄笑い、もとい、

小さな微笑を口元に浮かべ

靴やかばんやマネキンを眺めて歩く。

 

楽しいか楽しくないかで言えば

別に楽しくはないんですけど

でも私は最近気づいたんです、

「絶対に!何かを!買わなくては!」と

気負ってこういうお店を歩くよりは

「特に購買予定はないのですが

近頃の流行を知りたくて」みたいな気楽さで

適当に服飾品を眺めて回る方が

精神的疲労困憊度は低くて済む・・・!

 

そこまでして何をしているのか、という

話ではあるんですけど。

 

そんな自分と人生に疑問を持ってしまったら

公園に面した大窓のそばに立って

景色を眺めれば気分転換にもなる、

いやあこれはエディンバラ・

ハーヴェイ・ニコルスの立地の勝利ですね。

 

本当に私はここまでして何をしたいのか。

 

さてしかしこんな私をファッションの神様が

哀れと思召されたのでしょうか

私はお店の一角で

割と素敵なマネキンを見つけたのです。

 

どこかの調査で『人は12歳くらいの時に

耳にした音楽を大人になっても好む』みたいな

結果が出ていたように思うのですが

あれは服でもそうなのでしょうか、

そこはかとなく80年代テイストなスリーピースで

スキッとしつつも裾に動きのあるデザインで

ごちゃごちゃした飾り(我ながらひどい形容)が

さりげなくあちこちに散りばめられていて

何かしら、ボディコンが世間を席巻する前の

バブル初期の昭和の時代の原宿な感じ・・・?

 

当時の私は子供過ぎたし

年頃で肉付きも良すぎたしで

絶対的にそういうファッションが

似合わなかったのですが

ほら、現在の私は陰口で、どころか

正面切って『棒人間』と言われる

すきっとひょろっと縦長な体型でございましょう。

 

マネキンの正面で

わが本能が告げてきたのです、

今の私ならこれを着こなせる・・・!

 

下手をすると似合う・・・!

 

問題はこんな『お洒落カジュアル』を

私がいつ着るのか、という点かしら?

 

家で着て自己満足に浸るのも

アリといえばアリかもしれませんけど

こういう服を着ながら

ストーブに薪を入れたりは

ちょっと出来ない気がするなあ、

あとこれ、家で洗濯は可能かな?と

タグを引き出して眺めたところ

・・・すみません、私は世事に疎くて

本当にお恥ずかしい限りなんですけど

近頃のカジュアルなスカートって

お値段500ポンド(約7万円)くらい

普通にするものなんですか?

 

しかもこれはスリーピース、

シャツと上着の値段も

見たらそれぞれそのくらいして

つまり500ポンドかけることの3で

1500ポンド、つまり総額でおよそ21万円。

 

・・・英国のインフレもここまで来たか・・・!

 

まあ結局その服は当然のごとく

買わなかったんですけど

(だいたい純然たる『夏物』だったし)

(渡英以来『夏用の服』を着たことなんて

片手で数えるくらいしか思い出せないし)、

そんなこんなで私の心をとらえたのは

HIGH』なるブランドなのでございます。

 

家に帰ってHPを確認したら

「・・・いや、冷静になってみたら

これは私には着こなせないな、うむ!」

という自信みたいなもの

湧いて来てしまっているんですが、

となるとあの時の私のあの錯覚、

あれがハーヴェイ・ニコルスの魔法か!

 

それでもこのデザインには

惹きつけられるものを感じる私です。

 

皆様もお暇な時『HIGH』の

最新コレクション写真などご覧ください。

 

いや、私、これ、好きですわ。

 

 

買う買わないはともかく

私はまたエディンバラに行ったら

ハーヴェイ・ニコルスのあの店舗を

覗いてみようと考えているのです

 

洋服に関してこんなことを考えちゃうのなんて

もしかして生まれて初めてかもしれない・・・!

 

これが遅咲きの恋・・・?

 

どーしたんだNorizoさん

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