獅子宮2012年報 その2 | 天蠍宮にて、神様と一緒に。

天蠍宮にて、神様と一緒に。

鍼灸院・占館「天蠍宮」のブログ。小さな頃から神様&様々な魂と一緒に生きてきた院長の、色々なお話。
天空のテラスで一緒にお茶を飲みながら、少し不思議な物語を紐解くように聞いてくださいな。

観音菩薩



物事には必ず、種となる事柄が存在します。
全ての基本となる種に、良いも悪いもありません。
それを植える人の心根により、それは変化するのです。


正しき心で種を撒き、楽しみながら水をやり、可愛い可愛いと風雨から守り慈しめば、
やがて愛らしき芽があなたを楽しませ、真っ直ぐな樹木に伸びやかな枝葉があなたを守り、
甘い実があなたを喜ばせるでしょう。


しかし
過ちの心で種を撒き、その快楽の泥水に浸し、風雨に晒されるままに傷め続ければ、
やがて地を這う茨があなたを悩ませ、不毛なる地にあなたの涙が落つでしょう。


あなたも分かっているでしょう。
原因と結果の繋がりは、たったそれだけの単純な仕組みなのです。


そのことを、あなたは現世で小さいながらも経験しているはずですよ。
美味しいからといって、食べ過ぎれば太ります。
お酒を飲みすぎた次の日は、気分も悪くなるでしょう。
後先を考えずに散財すれば、やがて倹約に苦しみます。
課題を先延ばしにすれば、後になって苦しむことなどは
もう厭というほど知っているはずですね。


己が撒いた種は、己で刈り取る。
それは、永劫に変わらぬ約束です。
だから人の子よ、それだけは心に留めておいて下さい。


けれど現世にて人の子は、決して過ちを避けられぬもの。
天は判っています。よく判っています。
安堵なさい。
撒いた種への過ちに気付いたならば、その時より正していくことができるのです。
撒いてしまった種が既に泥水に浸かり、あなたを苦しめる茨の兆候を孕んでいたとしても。
すぐに日当たりの良い場所に移し替え、根気よく慈しみ続ければ、
やがて茨にも美しい薔薇が咲くでしょう。


茨に絡まれ涙する人の子の苦しみを見守ることは、とても切なるものです。
もしあなたがそこへ墜ちた時には、しかし安堵なさい。
その時には、わたしが共に痛みを感じています。同じ苦しみを感じています。
忘れないで。
決してあなた一人を苦しみの中には置いておきません。
その時には、わたしの名を呼びなさい。


そして
良き心より得た甘い実を皆と頬張り、悪しき心を克した薔薇を眺めるあなたの生は、
わたしの何よりの誇りです。


御真言:オン アロリキャ ソワカ