学童での子供との接し方基本と改善ポイント | 10才までの自己肯定感の育み方 放課後児童クラブスーパーバイザーさとさん

10才までの自己肯定感の育み方 放課後児童クラブスーパーバイザーさとさん

学童保育歴20年・島根県スーパーバイザーのさとさんが、特に低学年の子どもとの信頼関係作りをテーマに、働くママを応援するブログです。「聞く・訊く・聴く」を軸に、自己肯定感を育む関わり方と、親子のタイプに合わせた4つの関係性モデルを実例とともに紹介しています。

学童保育の勤務年数別子どもとの接し方

 
子どもにどう接すればいいですか?
 
支援員にとって、なかなか難しい課題ですよね。
 
親とは違う。学校の先生とも違う。放課後の時間に遊びと生活を保障する立場。
 
では、接し方について考えていきましょう。

 

 

 新人さん

新人支援員と遊ぶこと

 

まずは、子どもと信頼関係を築くことから始める。

 

遊ぶ

 

最初のうちは“誰かひとり”でもいいので、中に入って小学生の遊びを体感してください。

 

どの子にアタックするかは、すでにいる支援員に聞いて、人間関係の難しくない集団や比較的トラブルの起きなさそうなところから入るのがいいですね。

 

子ども同士の関係をある程度把握できている支援員は、新人さんに事前に子どもたちの人間関係の全体像を話しておくのも大切ですね。

 

これは絶対にしてください

新人さんの場合、子どもの方が先輩という立場が発生します。いわゆる「なめられる」。

 

あとから入ってきた人に、あれこれ指図や注意をされるのは子どもにとってとても嫌なことです。

 

「大人と子ども」「支援員と児童」と当然のように上からの立場を見せてると、子どもから拒否されます。

 

小学生でも、人として尊重する。

 

また、この人はどれくらい許されるかなーって、大人を試す行動に出るのも必ずあります。嫌がらせです。

 

通過儀礼のようなもので、それをされたから嫌われているとか思わなくても大丈夫。

 

でも、その際に必ずやってほしいことがあります。

 

されて嫌なことは、はっきり「嫌」と伝える。

 

OKパターン

ピクセルアートの女性の顔
私はそんなことされたら嫌です。
絶対いや!
ピクセルアートの驚く顔

(あれ!?ダメだったかな…)

 

NGパターン

ピクセルアートの女性の顔
そんなことをしたら、ダメでしょ!
ピクセルアートの顔、耳にイヤリング

(完全)スルー

 

「そんなことをしたら人は傷つくでしょ!」とか一般化したことを言っても、子どもには響きません。エスカレートさえあります。

 
逆に、何もなかったかのようにスルーするのも、あまりよくありません。
 
その日だけの関係なら、無反応という意味で効果はある。だけど、いじわるをしても人は嫌がらないんだと覚えてしまう可能性がある。
 
長い付き合いを考えると、「私」は「嫌」ということを「はっきり」伝えてあげてください。
 
相手の感情を察しにくい子どもの場合なら、なおさら伝えてあげてほしいと私は考えています。
 
子どもたちの見本にもなりますよね。

 

・子どもと遊ぶ

・嫌なことは、はっきり伝える

 

この2つを意識して、子どもと信頼関係の土台を少しずつ作っていきましょう。

 

 

 3年からの中堅クラス

 

中堅支援員:何をではなく誰が伝えるか
 
この辺りから、子どものトラブルやルールについて介入することも多くなるよね。
 
子どもと遊んだり、話を聞いたり、対話したり、ふざけ合ったりしていると、子どもとは信頼関係を作ることができる。
 
だけど、中堅クラスになって、全体をまとめるということも考えだすと、どうしても指示や注意が多くなってきてしまいがち。
 
すると、子どもが「いうことを聞かない」壁にぶつかることもよくある。そこで、出てくる悩みがこれです。
 
どうやったら伝わるの?

 

この質問は案外多い。伝え方を変えれば、伝わると勘違いしている。違います。

 

何を伝えるか

誰が伝えるか

 

伝わらないときは、子どもに信頼されていない?と自分を振り返る必要があります。

 
・子どもと遊んでいるか?
・子どもの話を聞いているか?
・何気ない会話をしているか?
・子どもの文化に関心を寄せてるか?
・子どもの名前を呼んでいるか?
・子どもに名前を呼ばれているか?
 

これらを振り返って、確認してみるといいよね。

 
職員同士で確認し合うことも大切です。
 

 10年以上のベテランクラス

 

ベテラン支援員の子どもへの接し方「遊ぶ→聞く」

 

子どもの学年が一回りしている。一人一人を意識しながらも、全体を見渡す。支援員間の調整など、複合的・総合的な視点も必要になる時期です。

 

一人一人と遊ぶことが立場的に難しくなることも出てきますね。

 

「遊ぶ」から「聞く」

 

子どもの中に入って遊ぶことが難しくなってくるので、子どもとの接し方の重点を「遊ぶ」から「聞く」に変えて、子どもとの関係を作っていきましょう。

 

 

支援員と子どもとの関係を客観的に見て、学童保育としての方向性を職員に示すことも大切です。

 

子どもが遊ぶとは何なのかを、他の支援員に日々のエピソードを交えて伝えることも大切になっていきます。

 

子どもの感情と成長のグラフ

 

ここまでで、しっかりと子どもとの関係を作っていれば、叱ることも子どもに伝わるようになっていきます。

 

 

 支援員は特殊な立場

 

児童クラブ支援員は子どもとの関係性が、一般的な大人とは違い、かなり特殊な関係性です。
 
親でもない、先生でもない、友だちでもない、家族でもない。
 
だけど、子どもから信頼される立場になりうる仕事です。
 
でもね…実践し積み上げていくことは、簡単ではありません。
 
・遊びのこと
・リスク管理のこと
・聞く技術
・子どもの文化を知る
・対話の技術
・子どもを観察する技術
・体調の把握
・子どもの人間関係の把握
・人間関係の調整能力
など
と、あげればキリがないな。
 
当然、苦手な分野も出てくるでしょう。
 
児童クラブ支援員は一人ではなく、チームで動いていきます。
 
それぞれの役割、得意分野を生かし、支え合えるチームにしていくことも大切です。
 
だけど、児童クラブの仕事の面白さを感じている方は、一つずつ積み重ねるイメージで子どもと日々関わってほしいなと思います。
 

伝わる関係になるために、日々の生活での関わり方が本当に重要なんだよ。

 


🌿診断チャートステップ2へ進みたい方へ

この診断チャートからステップ1にたどり着いたあなたへ。


もし、子どもとの関係についてもう少し深く考えてみたいと思ったら、次のステップへ進んでみてくださいね。

 

👉 ステップ2:子どもとの関係で、気になることはありますか?

 

子育てコーチング協会インストラクターのさとさんでした。


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