友達とうまくいかない子。よくなったのはカブトムシがいたから | 10才までの自己肯定感の育み方 放課後児童クラブスーパーバイザーさとさん

10才までの自己肯定感の育み方 放課後児童クラブスーパーバイザーさとさん

学童保育歴20年・島根県スーパーバイザーのさとさんが、特に低学年の子どもとの信頼関係作りをテーマに、働くママを応援するブログです。「聞く・訊く・聴く」を軸に、自己肯定感を育む関わり方と、親子のタイプに合わせた4つの関係性モデルを実例とともに紹介しています。

こんにちは、さとさんです。

学童保育のお楽しみ会での話。

当時3年生だったSくん。同級生より幼いSくんは、まわりとケンカになったり、一人悪者になってしまったり、まー人間関係に苦しんでた子だった。

でも、3年生になったとき、1年生の男子と仲良くなった。精神的に同じくらいの雰囲気があったんだろうね。もちろん、そこでもケンカはあったけど、一方的な感じはなくなってた。

Sくん自身も、随分とお兄ちゃんになったんだよね。

そのグループは、3人。Sくんと1年男子2人。

Sくん「さとさん、おたのしみかい、なにかしたい!」
さと 「いいねー、なにする?」

お楽しみ会では、出し物がしたい子だけ、発表していました。もちろん、発表してくれるように交渉もしてた。だけど、基本したい人がする。

色んな出し物したなー。大喜利もしたことがある。そのあたりのことは、また書こう。


カブトムシレース!?

Sくんグループは、話し合って、案を考えてくれた。


Sくん「さとさん、カブトムシのレースしたい!」
さと 「???なに?」

Sくん「飼ってるカブトムシとかクワガタのレースだよ。」
さと 「それを見てもらうんだね…斬新!(笑)」

Sくん「うん!」
さと 「いいよ、じゃ、作ってみてよ」

Sくん「みんなでコース作る。」



完成したコースは、段ボールや空き箱で作成。全長50センチほど。

お楽しみ会の出し物は、必ず私の前でリハーサルすることが約束でした。

3人は、まー楽しそうにレースをしてねー。リハーサルなのに。めちゃめちゃ面白かったんだけど、一つ大問題が…


さと 「ねー、これじゃ、レース途中のカブトムシ、見えないけど」
Sくん「ほんとだー」


3人は、お客さんに見せることは、全く無視で、レースの中を3人で覗き込んで楽しんでるわけ。


さと 「見えるようにしてくれると、助かるなー。」
Sくん「わかった、どうしたらいいの?」

さと 「そうねー、窓とかついてるいいんじゃない?3人で話し合ってよ」
Sくん「わかったー!」


話し合う3人は、おもむろに箱にはさみを入れていく。原型を留めるのか…(笑)。


さと 「できたら、もう一回リハーサルするよー!」


3人は、もう一回、レースをする。

周りでリハーサルを見ていた子どもたちは、3人のテンションに全然ついていってない。そのギャップがめちゃめちゃ面白くて、ワシだけゲラゲラ笑ってた。


Sくんの成長を楽しむ

Sくんは、1年生2年生の時は、なかなか一緒に遊ぶ人がいなくてね。バイトの子や、私が一緒に遊んでた。

私が集団で遊ぶときに、一緒に入ったりね。それでも、常に一緒に居れるわけじゃない。

学校でも、怒られることが多い子で、おかあさんも色々悩んでおられた。だから、児童クラブでの様子もたくさん話したし、お母さんの話も色々聞いたなー。

3年になって3月の終わりごろ、児童クラブを辞めることになるから、お母さんに話したんです。3年間を振り返って、お母さんに伝えた。

1年の頃、幼くて、色々と大変でした。この代は、なかなかの強者がそろってたから。2年でも色々。

だけど、3年生になって、1年の仲のいい友達もできて、いっぱい成長した。

だけど、これからも色々大変なこともあるかもしれないよね。

心配なことも正直たくさんあるけど、きっと大丈夫。

もう、その子も中学生なのかな。

時々、自転車に乗っているのを見る。

明日から、新年度だから、ちょっと思い出した話でした。

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